昨日のNHK「おはよう日本」(7:00~7:45)の「check!エンターテインメント」というコーナー(毎水曜)で、X JAPANYOSHIKIさんのインタビュー映像が紹介されていました。



短時間(5分ほど)のコーナーでしたが、X JAPANの軌跡や昨年末に石巻で震災復興チャリティーコンサートを開催するに至った経緯、まじかに控えたロンドンでのコンサートのこと‥など、X JAPAN初心者にもその魅力が十分に伝わるような内容でした♪


私自身は、X時代(1992年8月にバンド名を X JAPANに変更)からファン歴20年以上。何度もライブに足を運んでは、多大なエネルギーをもらっていました。


また、楽曲の歌詞やメンバー(とりわけYOSHIKIさん)の名言(迷言?)の数々から、「今この瞬間」を全力で生きることや自分を信じることの大切さ、逆境に立ち向かう勇気、失意のどん底から這い上がる力‥など、人生において大事なことの多くを、X JAPANから学んでいたように思います。


今でも最も敬愛するアーティストとして、X JAPANの活動に常に注目しています☆



インタビューの収録は、昨年12月某日、名古屋でのライブ(3時間半)終了後、深夜に行われたようですが、インタビュアーの質問に疲れた顔一つ見せず...


X JAPANは、昨年11月~12月にかけて、20年ぶりの日本ツアーを、6都市で計10公演行いました。その初日となったのは、宮城県石巻市のライブハウス。東日本大震災の被災地の小さな会場が選ばれたのは、その地でライブを行うことで、世界中の目を被災地に向けたいという思いがあったと語ります。



YOSHIKIさんは、自分の目で被災地を見たいと、2013年9月に石巻を訪れ、幼稚園や小学校を回り、その後継続的な支援を続けてきました。その様子は、たびたび自身のツイッター等で写真とともに投稿されていました。


多忙な音楽活動の傍ら、石巻での支援だけでなく、在住している米国やアジア諸国等でも慈善活動に惜しみなく力を注いできたYOSHIKIさんゆえに、被災地を継続していくことの大切さ、困った人に手を差しのべることの大事さを、自身を含めて多くの人に考えてほしかったというメッセージが響きます。




YOSHIKIさん自身、10歳の時にお父様を亡くされたようですが、子どもの頃に受けた喪失感というのは、その後も長きにわたって、引きずってしまうものだと語っていました。同じような痛みを抱えている子どもたちに手を差しのべたい、とも。そして、「不思議と、手を差しのべることによって自分も救われる」のだといいます。



振り返れば、1992年にバンド名をXからX JAPANに変更して世界での活躍を目指したものの、それ以降、さまざまな運命がX JAPANを翻弄しました。


ギタリスト・HIDEさんの突然の事故死。ボーカルTOSHIさんのまさかの脱退。YOSHIKIさんの作る曲はTOSHIさんの声をイメージしてのものだったので、YOSHIKIさんはX JAPANの解散を余儀なくされました。壁にぶつかって夢は砕け散ったのです。それから、長いブランク...。私たちファンにとっても辛い時期でした。


新しいメンバーSUGIZOさんが加わり、ToshIさん(TOSHIから改名)が戻ってきて、10年ぶりにバンドが再結成。


自分の人生そのものというべきX JAPANを失って、YOSHIKIさんはどんな思いでこの10年を過ごしてきたことでしょう。作曲家としてピアニストとして、孤独や悲しみ、人間の本来の有り様、人類という視点、真に怒りを禁じ得ないこと‥など、私には想像し得ない多くのことを見据えてきたのだと思います。


そしていま、さらに飛躍しようとしている......


今年3月11日には、20年ぶりのスタジオアルバムが全世界で発売予定。


その翌日12日には、ロンドンのウェンブリーアリーナ(NYのマディソンスクエアガーデンとともに世界的に有名な会場)でのコンサート。


X JAPANの活躍を見ると、俄然パワーが湧いてくるのです☆