経理の実務と心得、ときどき事務ノウハウ。 -169ページ目

【勘定科目】売掛金とは?

お疲れさまです!

売掛金。
この勘定科目は一番注目されます。
しかもこの科目、奥が深いです。今回だけで語るには難しい。。
大きい会社は経理に専属者がいるくらい重要なポジションなのです。


売掛金とは「売上げた金額のうち、まだ入金されていないお金」を言います。

例えば、飲食店。
お客さんは帰るときにレジでお金を払いますね。
小さいお店ですと、現金でお金をもらって売上となります。
昔は現金商売がほとんどでしたので、売掛金という科目がでてくることはありませんでした。

しかし、取引が多くなると、毎回現金でやり取りをするのは効率が悪くなりますのでお互いの業務効率化も含めてある一定期間の取引をまとめて請求して支払う、というお互いを信用した取引(信用取引)をするようになりました。

企業間の取引ではよく行われます。
まだ現金になっておらず、売上代金が回収されていないことから、この科目が注目されるのです。

売上をあげればよい!ということではなく、売上代金を現金化して初めて売上なのです。
売掛金が多い、ということは売上げたもののまだ現金になっていないので 現金化できないかもしれない、というリスクがあるのです。回収するまでは気を抜いていけません。


ちょっとわかりにくい方、こう考えてみてはいかがでしょう?

1ヶ月働いた給料が毎日では面倒ですね。(毎日入金があるのでうれしいかもしれませんが(笑))自分が経営者だったら面倒ではないですか?毎日給料計算して振込して、という作業。私はイヤです。
締め切りがあって、その期間の働いた給料を計算してもらって振り込まれる。これのほうが効率化ですし、今では主流です。
締めてもらった日から給料日まで何日かありますね。この期間が会社で言う売掛金が発生している期間なのです。

売上げた金額(働いた金額)のうち、まだ入金(振込)されていないお金。


自分のことで考えてみると少しわかりやすいと思います。

会社の敬称。銀行も「御社」?

お疲れさまです!

就職活動、転職活動、お礼状 といったときに 相手の会社に対して「御社」「貴社」といった言葉を使用します。自分の会社は 「弊社」「当社」など(それ以外にもありますが今回は省略)があります。

では、経理によく関係する 「銀行」の場合はどう言うでしょう?

銀行の場合は、「御行」「貴行」と言います。

ただし、銀行の中でも例外があります。会社と同じく「御社」「貴社」を使用するところもあります。住友信託銀行、中央三井信託銀行(この両行、もとい 両社は合併します)が該当します。


では、なぜ同じ銀行でも違うのでしょうか?

会社と銀行の敬称をみてもらうと 御・貴 は共通していますね。違うのは 社と行。
よーくみてみましょう。

の敬称。

そう!ここからきているのです。


銀行の場合は、あまりでてきませんが 正式名称は 株式会社○○銀行(例:株式会社みずほ銀行)です。ですので、最後の「銀行」から 御行・貴行となります。
一方、例外の銀行は 正式名称は ○○銀行株式会社(例:住友信託銀行株式会社)です。よって 「会社」から 御社・貴社 となるのです。


上記の法則に当てはめると、信用金庫は 御金庫・貴金庫 となります。


このように覚えておくと間違いは少なくなります。

株式会社がどっちについてるかを確かめたいときは、普通預金通帳であれば、通帳の見開き(口座名義や支店名、電話番号が載っているページ。2ページ目)に正式名称が載っていますので通帳を見てみましょう。

【勘定科目】当座預金とは?

お疲れさまです!

普通預金とは違う預金である当座預金。

当座預金を持っていると 「小切手」「手形」を使うことができます。そのための預金なのです。


これは普通預金のように誰でも作れる預金ではなく、銀行の審査があります。
小切手をバンバン使って残高不足でお金がない、となっては銀行も困りますからね。

審査がとおれば、銀行が「枠」をくれます。この金額までは使っても大丈夫ですよ!という、いわゆる限度額です。

普通預金があれば 別に必要ない、という感じで最近はあまりみかけなくなっています。
ただ、小切手は現金を持ち歩かなくてもよく、枠以内であれば好きな金額を記入して渡せますので便利ではあります。

小切手はもらった人は銀行に持っていけば現金化してくれます。(ですので現金とみなされるのです)その時点で小切手を振り出した人の口座から引き落とされます。
では、小切手は今日もらったけど明日銀行で現金化してもらおう、と思った場合、当座預金からいつ引き落とされるでしょうか?

正解は、現金化してもらったときになります。
上記の例ですと、明日の引き落としになります。


これを応用したのが 手形です。

今現金化できるお金がないけど、1ヵ月後ならできる。でも相手は待ってくれないので1ヵ月後に現金化します、という約束をした書面(証券といいます)を渡すことで相手にも納得してもらおう、というものです。


引き落としのときに残高が不足していた場合はどうなるでしょう?
普通預金の場合ですと、残高不足で引き落とされず、自己責任になりますが、当座預金の場合は小切手、手形を相手に渡してしまっているので銀行側の信用問題になります。
1回は何らかのミスでできなかった、ということで見逃してもらえますが(ブラックリストに載るかもしれません)2回ミスした場合は 「不渡り」といって 全国の銀行と取引停止となります。

当座預金は便利な反面、リスクも高いのです。

そういったリスクをなくすために銀行では、「当座借越」といって借入金の枠を設けているところもあります。決算時点で当座預金がマイナスの場合は 「借入金」となります。


実務上は、決算でない限り 当座預金をマイナスの状態で処理することもあります。
企業側はお金を借りる側なので「当座借越」と言いますが、銀行側はお金を貸すので「当座貸越」と言います。銀行から送られてくる書類が「当座貸越」となっているのでそのまま使用する企業もあるようですが、正確には 「当座借越」 です。