宮本との生活が始まる
宮本は他県から出張できていて
ホテル暮らしだからと
私の家に自然と転がり込み
自分色へと変えていく
インテリアショップに行き
自分好みのものを選び
何でも2つカゴに入れた。
俺の分…と予備らしい。まぢ無駄
当然宮本が払うと思っていた私は
適当にみていた。
レジ寸前
『後でお金渡すから払っといて』
‼︎
後で払えて今払えない訳‼︎
私の家のものだけど‼︎私の趣味じゃないんだけど‼︎
レジ前で引き返せるわけもなく
仕方なくカード払い。
後で払うって便利な言葉だよね。
この言葉って払う気ない時に使う便利な言い回しでしかない。
NOと言えない日本人な私は
そのあとも後で貰う約束で
払い続けた。
でも、宮本は安い買い物なら
進んで会計しにいく
計算高いやつ
あと、ご飯もちゃんと支払う
のちのち摂取するつもりだったのだろうか
ダメだ。
未だに詐欺師と信じられない私も
イかれてるかもしれない。
宮本は私が仕事終わるタイミングで
合流して一緒にご飯を食べてから
繁華街へ接待に行ってくる
そういうパターンだ
飲み屋で接待を仕事という。
飲みに行くのが仕事。
前の彼氏が経営者でそんな感じだったから
特に違和感もなく
行ってらっしゃい、と普通に送り出していた。
私が一緒に居たい
行かないでといえば被害者は
減っていたのだろうか
実際はこの時間帯から
明け方にかけて
犯行を行っていたなんて
思いもしなかった。
宮本は女の子を同じ手口でキャバクラの女の子をアフターに誘い昏睡させ
キャッシュから引き出していたのだ。
そして私の元に帰ってきていた。
1番ショックだった事実だ。
宮本は朝にバタバタ帰ってきて
なんで遅くなったか言い訳をして
安心した様に寝た。
そうだよね。
あんたに安心して寝れるところなんて
ないもんね。
あんたの本当の生い立ちは?
自分を偽った人生を一生続ける気なの?
寝る間際に言っていた。
『もう、飲むのも疲れた。
落ち着いた普通の生活を送りたいよ』
どこまで本当なの?
宮本は逆流性胃腸炎を患っている。
薬を覗き見したからきっと本当だろう。
罪を償ったら
自分の人生を生きて欲しい。
宮本は常に顔は笑っていた。
恐ろしいほどニコニコして親切だった。
キラキラ輝いた少年のような目をしていた。
私が思い通りにならないときは
一瞬顔が曇り目から光が消える
そして、すぐ笑顔で切り返す。
私は人の表情に敏感なので
見逃さない。
寝てる時、宮本のイビキがうるさすぎて
鼻をつまもうとしたが
乱暴に手を払われた。
さすがに寝てる時は本性を隠せないみたいね。
宮本は私の家を拠点にし
犯行を行おうと考えたのだろう。
束縛もしない特に文句も言わない夜は早く寝る昼は仕事でいない繁華街近くに住んでいる
私を『彼女』兼『家』として。