先日、中高一貫校の2023年大学合格実績とサピックス偏差値の比較を行いましたが、同様に四谷大塚の結果偏差値と、日能研の結果偏差値との比較分析を今日は載せたいと思います。

 

サピックス偏差値との比較はこちら。

 

「分析の目的」及び「入口偏差値の推定」については、上の記事と同じですので、今日は割愛します。上の記事を読まれていない方は、是非そちらを先に読んでいただけると理解が深まるかと思います。

なお、四谷大塚は、サピックスや日能研と異なり男女別に偏差値を算出しているため、男女で分けてグラフを作成しました。

また、前回も書いていることですが、これは一定の前提を置いた分析ですので、学校の教育力を知る上でのあくまで参考ということでお願いします。

 

<分析結果>

 

四谷大塚男子

 

四谷大塚女子

 

日能研

(注1)大学合格実績はインターエデュ情報を利用。インターエデュに正しく反映されていない学校の分析は正しくない可能性がある。例えば、栄光は東大以外の国医情報が取れていない。なお、国医から防衛医科大学校(他の国公立と試験日程が異なり、進学率が低く他の国医との重複あり)は除いている。

(注2)2日以降入試でも、次の学校については、辞退率が1日入試並みに低いため、偏差値のマイナス1は行っていない。筑駒、聖光(2/2)、栄光、都立小石川。

(注3)広尾学園はインターナショナルコースがあるため、その生徒数(「日本の学校」サイトで確認)は合格率の算定分母から除外している。

(注4)暁星と白百合は高校の卒業生数に対して中学での募集人数割合が5割以下と少ないため、分析対象から除いている。

(注5)女子学院はまだ合格実績がインターエデュ等で公表されていないので、公表され次第追加する予定。(2023/4/7追加済)

 

<解釈>

(前回も書きましたが大事なので繰り返します。)総論としては、中心のライン(最小二乗法による曲線)より上にある学校は比較的教育力(学力伸長面での)があると考えられます。ただし、上に記載した一定の前提で学校を比較分析したものに過ぎず、例えば早稲田は内部進学が多いのでこの分析では不利になりますし、女子校の一部は国立大よりも私大志向が強いということもあると思います。この他にも様々な要因で上振れ下振れしていると思いますので、あくまで参考ということでお願いします。

 

 

次回以降は、これまでに作成した対比グラフを元に、いくつかの学校について考察を行っていきたいと思います。