バラナシ、大好きな街です。
ちょっと汚いけど、ガンガーがあって、人々の生活があって、
そしてやっぱりちょっと汚いけど、小さい路地がたくさんあって、そこの人たちはみんな顔見知りで、
ゴールデンテンプルがあって、たくさんの巡礼者や観光客と、それ目当ての商売人たちがいて、活気があって。
そしてなによりなのは、友人Ritaがいること。
Ritaとは、卒業旅行のときに、はじめて知り合いました。
彼女は4人の子供を抱え、ガンガーへ向かう大通りの路上で、ビーズやら、
使い古しのバングルやらを売ってました。
バラナシにたどり着くまでに、たくさんのインド人に騙されてきた私たち。
オールドデリー、アーグラ、夜行列車、そして下痢につぐ下痢・・・疲れ果ててました。
「インド人は全員うそつきだ!」「インド最悪!」「なんなら帰りたい!!」って思ってました。
そんな状態で出会ったのが、Ritaとその子どもたち。
彼女は、全然ビーズを買おうとしない私たちとのおしゃべりに付き合ってくれ、チャイをごちそうしてくれたんです。
最初は、「インド人にもいい人いるんだ?」程度に思っていたけれど、
毎日毎日、彼女の店に行っては、おしゃべりするうち、
彼女が、損得勘定なしに、私たちを温かく迎え入れてくれてるのがわかりました。
私たちのことを、「My little sisters!!」と言ってくれ、本当にうれしかった。
楽しかったなぁ。
バラナシが、自分の田舎みたいに思えました。(なにしろ1カ月近く滞在しましたから!)
Ritaと別れるときは、泣きました。
「また、いつか、会おうね」と言って別れました。
そして10年。
10年…いろんなことがありました。
社会人になって、会社もかわって、結婚もして。
Ritaのことは、もちろん覚えてた。でも全然連絡とったりしてなくて。
Ritaは、私のことを覚えているだろうか?
いや、覚えてくれなくてもいい。それより、お店はどうなったのだろうか?
彼女の子どもたちは、立派に成長したのだろか?(彼女のファミリーが元気なら、それでいいんだ…!)
そんな思いを抱えながら、バラナシへ。
10年ぶりのバラナシ。
テロの影響やらなにやらあって、警戒態勢にあったものの、ほとんど変わっておらず。
ホテルに荷物を置いてすぐ、Ritaの露店があった場所へ向かいました(道も覚えてた)。
そしたらなんと、
露店があった場所に、立派な「RitaBeads」というお店ができていました!
これってRitaのお店なの!?
信じられない!
とりあえず、ふらふらと店内へ。
Ritaがいた!
でもお店が立派すぎて、そしてRitaの店主っぷりが迫力ありすぎて、私は声をかけられなかった・・・
こんなに立派に、変わってしまったから(もちろんいいことだけど)、
きっとRitaは私のことなど覚えていないだろう、と、とっさに思ったんです。
お店がこんなすごいことになってるんだから、
きっと彼女と子どもたちは幸せだろう、本当によかった…覚えてくれてるとか、どうでもいいや、もう満足…
そう思って、お店を出ました。
そのとき。
Ritaに声をかけられました。
「Whats your name?」
お客にかける一言としては変だな、と思いつつ、おそるおそる「me?」と答えると、Ritaもおそるおそる、
「Yes.Are you MICHIYO!?」
「Yes!Yes,Do you remember me!?」
「Why not!?」
なんと!
Ritaは私のことを覚えていてくれたんです!
10年間、一度も連絡しなかった私のことを。
ただの旅行者のひとりにすぎなかった、私のことを。
私は本当にうれしくて、泣きました。
Ritaに抱きついて泣きました。
わんわん泣きました。
Ritaは、当たり前のように、私や友人のことを覚えてくれてました。
やっぱり特別な出会いだったんだ、そして
10年なんて、なんてことなかったし、日本とインドの距離も、東京とバラナシの違いも、どうってことないんだ、
って素直に思わせてくれました。
…それからは、10年前と同じ。
毎日Ritaの店に行って、チャイを飲んで、おしゃべり。
時々くるお客さんの相手。
10年間になにがあったか話しました。
Ritaは、だんなさんと別れ、その後は4人の子ども(大学生から小学生まで)を育てるのに
いっぱいいっぱいだったそうです。
10年前のスヴァン(長男)、
10年後のスヴァン。
でも苦労しながらも、その後、フランス人夫妻
(お会いしました!この夫妻がなんともまた、フランス人らしい、素敵なお二人でした)の
資金援助をうけて、お店を持つにいたったとのこと。
ホームページもありますhttp://www.ritabeads.com/
フランス人夫妻も一緒に、お店で、記念撮影。
なんて素敵な出会い!素敵なエピソード!!
素敵な人には、素敵なエピソードがついてまわるのでしょうか。
私もRitaの力になりたくて、たくさんピアスやネックレスを買ってきました
安いから、たくさん買っちゃった!友だちに配ってまわってます。
今はまだできていませんが、いずれは、自分のお店Chuttiでも、
RitaBeadsの商品を取り扱いたいと思っています。
RitaやRitaの子どもたちに、もっと幸せになってもらいたい。
Ritaが幸せな気持ちを分けてくれた分、何か恩返しがしたい、って思うんです。
それに、大人になって、Ritaと一緒になにかができたら、こんな素敵なことはない!って思います。
でも、Ritaに言わせると、私が幸せでいることが一番、彼女へのギフトになるそうです。
次はだんなといっしょに、いや子どもも一緒にファミリーで、遊びに来て、とか、
息子スヴァンがいつか日本へ行きたいって言ってるから、そのときは面倒見てね、とか、
そんなこれからのことを話していると、ホントの家族みたいに思えました。
Rita、あなたは私のBig Sister.私のハートの中に住んでいる人!!
今回も、泣いて別れを惜しみました。
でも大丈夫。もう二度と、「私のこと覚えてないかも」なんて思わないし、
また絶対会える。何年後かわからないけど、いつでもいいんだ!
バラナシへお越しの方は、ぜひRitaBeadsへ寄ってみてください。
ゴードウリヤーからガンガーへ行く通り沿い、ガンガーに向かって左手、
ヴィシュナワート小路の入り口を少し過ぎて、
床屋→・・・→・・・→薬局→RitaBeads→大理石屋→しばらく行くと野菜市場、それを過ぎるとガート、
となっています。
色とりどりのビーズや、それで作ったピアス、ネックレス、バングル、キーホルダーを売ってます。
ビーズを選んで、オーダーメイドも可能(Ritaやその娘、プジャやポリアンカが作ってくれます)。
色とりどりのビーズは、日本ではなかなかお目にかかれないようなハデかわなものがたくさん!
しかも、安い!!
ビーズをながめるだけでも、心癒される(ハデかわ好きの私だけ!?)と思います。
バラナシと東京、離れてるけど、次にRitaに会えるのが楽しみ!
そしてRitaがいるバラナシのこと、もっと、好きになりました。
Ritaにいろんなことを話せるような毎日を、過ごしたいと思います。
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このブログを最初に書いてから3カ月、ようやくChuttiでもRitaBeads商品を取り扱えるようになりました!
どの子も、お嫁に出すのが惜しい(全部自分のものにしたい!)くらい、かわいい子たちばかりです。
なるべく「気にいった!」と思ったらすぐ買っていただけるような、お値段にしております。
ぜひご覧になってくださいませ~。
http://www.chutti.jp/ritabeads.html











