見ごろは7月中旬から8月初旬までではあるが、ラベンダー以外にも美味しいものがたくさんあり、
富良野にも「ワインハウス」や「ガラス工房」、「風のガーデン」等見るもの食べるものには困らない。
「北の国から」の頃からだろうか、この辺りは昔と比べすっかり変わってしまった感がある。
「深山峠」。美瑛と富良野の間の峠だ。
昔はここから観る景色が綺麗で小学生の頃父にたまに連れてきてもらった。
昔はこの峠だけで、後は何もない「街道」だった。
ただ、「深山峠」にはうまい十割の蕎麦屋があった。
そこで父と食べた蕎麦が美味かった。
でも昔の田舎の十割だから、本当に太くて短くて不揃いの蕎麦だった。
昔はそばも高くてそんなに食べれるものでは無かったし、お金も無かっただろうから、
父と食べたのは数回だけだったと思う。
父と二人だけで食事をしたのは、大学のアパートを決めに行った時の中華屋。
卒業した時飲んだ居酒屋。
入院していた母親のお見舞いの帰りに寄った札幌の寿司屋。
母が他界した後飲んだ料理屋。
その後は父の体調が悪化して、2人だけで食べたのは数えるほどだった。
今はもうない「深山峠」の蕎麦屋。
最近は十割蕎麦は正直苦手で、二八蕎麦ばかり食べるようになった。
十割は父と二人で食べたから、嬉しくて美味しく感じたんだろうと近頃よく思う。
父が他界して今年で丁度丸10年。
「お父さん、またふたりでお蕎麦食べたいね!あっ、お母さんも一緒にね!」
曲はなかなか思いつかなかったので
前回の 「You've got a friend 」 を本家本元の キャロル・キングで。