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mit0616の本棚

「本格ミステリ小説。食べ物。映画」なんかのことなどを
ゆる~く書けたらなと思います。

「新本格ミステリ作家強化月間」
第6作目。
「シクラメンと、見えない密室」
柄刀一です。
 
シクラメンと、見えない密室―魔女の花だより (ジョイ・ノベルス)/柄刀 一
¥880
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今回の作家さんはずっと、読みたい、読んでみよう、と思いつつも
なかなか手が出せないでいた「柄刀一」。
1998年にデビューなのでかなり後期の「新本格」作家さんですね。
(綾辻行人デビューより11年後です)
読んだこともないのに「難しい作家さん」のイメージが
何故か脳にインプットされていて、今まで手が出せませんでしたが
今回遂に読んで見ようと思います。
デビュー作の「3000年の密室」は図書館になかったのでまた今度。
ちなみに「柄刀一」というペンネームはディクスン・カーが好きなので
名前に入れたらしいですよ。
「カー」→「刀一」なるほど~!ですねw
 
 
扉をあけるとオジギソウが挨拶してくれる、花に彩られた喫茶店。
美しくミステリアスな店主とその娘が、悩める客が持ち込む謎を
鮮やかに解き明かす。
遠隔殺人、見えない密室、同時に4つの場所に出現した男・・・・。
驚くべき不可解な現象の数々。その不可能が可能になるカタルシス。
そして最終章で明らかになる壮大なる仕掛け・・・。
<背表紙より引用>
 
いいです。いいですよ~。この設定良いです^^
喫茶店「美奈子」。
ミステリアスな店主「美奈」と娘の「奈子」。
常連客の抱える事件を超人的な洞察力で解決に導くあたりは
北森鴻の「香菜里屋」を思い出してしまいましたが・・・。
あまりにも美奈の推理が鋭すぎる感もあるが、全編通しての
重たいダークでミステリアスな空気感はいい。
短編ながら、伏線が序盤からしっかり散りばめられている。
その回収ぶりもすっきりしていいのだが、やっぱり美奈の推理は
鋭すぎるような・・・・。でも魔女だからいいかw
 
ま、短編にきっちりと本格を詰め込んだ作品でしたね。
   
 
#34



「新本格ミステリ作家強化月間」
第5作目。
「8の殺人」我孫子武丸です。
 
8の殺人 (講談社文庫)/我孫子 武丸
¥520
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またまた島田荘司推薦作家です。
ペンネームは島田氏がつけたとか。
ちなみに今作がデビュー作です。
 
王道の本格ミステリの体をなしつつも、ユーモアが絶妙^^
非常に軽く読み進めることが出来るけど、内容はしっかりしてる。
冒頭の第一の謎から、さらに現れる第二の謎。
(第一の謎のトリックはすぐ解っちゃったw)
まさに「本格」らしい二転三転する結末はオーソドックスながら
王道のど真ん中を行ってる感じがする。
「密室」が登場し、カーの「密室講義」まで出てくるマニアっぷりが
なんともたまりませんね^^
速水警部補と木下刑事のドタバタっぷりも面白いですw
めちゃくちゃ売れてる、某ユーモアミステリ好きの方々にも
読んでいただきたい作品ですw
ユーモア小説ですが、ガチの「本格」です。
「本格」初心者にもおススメできる入門編にもいい一冊だと思います。
 
そして、特筆すべきは解説を島田荘司氏が
「本格ミステリー宣言」と題して書いていること。
この解説が面白くて興味深いものになってます。
「本格ミステリ」好きの人には是非、この解説を読んでもらいたい。
この解説だけでも、非常に価値のある一冊だと思います。
 
 
#33
「新本格ミステリ作家強化月間」
第4作目です。
「ロシア紅茶の謎」有栖川有栖。
   
ロシア紅茶の謎 (講談社文庫)/有栖川 有栖
¥570
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さてさて今回は有栖川有栖を読みました。
私はこの人の作品で「本格ミステリ」の味を知ったと言ってもいいくらいで
もともと<推理小説>は好きで読んでいたが、「本格ミステリ」という
ジャンルにハマるきっかけはこの人の力によるものが大きい。
(綾辻行人もその中の一人です)
 
有栖川有栖作品と言えば江神二郎の「学生アリス」シリーズと
火村英生の「作家アリス」シリーズが有名。最近では「空閑純」シリーズが
始まってます。私は「闇の喇叭」だけ読んでます。春には第3弾の
「論理爆弾」が刊行されるようですけどね。
エラリー・クイーンのjひそみに倣った「国名シリーズ」の第一弾ですが
勝手に国名シリーズやっちゃって、クイーンファンの怒りを買ったとか・・?
 
表題作を含む全6編が収録されております。
暗号、密室、ダイイングメッセージ、読者への挑戦状と
どストレートな本格ミステリです。そしてラストに<オチ>をつけるあたりが 
有栖川有栖って感じですね^^でもいささか強引な話もあって自分としては
盛り上がらないところもあったけど、安心して読める無難さと安定感は
あるので、本格ミステリ初心者にはいい作品でしょう^^
 
 
#32