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mit0616の本棚

「本格ミステリ小説。食べ物。映画」なんかのことなどを
ゆる~く書けたらなと思います。

さてさて今回も積読本の中からチョイス。

「スウェーデン館の謎」

有栖川有栖です。

 

スウェーデン館の謎 (講談社文庫)/有栖川 有栖

¥650

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有栖川有栖と綾辻行人は私が本格ミステリにはまるきっかけになった作家。

特に「密室」に関しては、有栖川有栖がいなければこんなにも

「密室」作品を読まなかったであろう、というくらいに影響を受けている。

  


で、今作ですが作家アリスと臨床犯罪学者の火村コンビシリーズ。

そして、「国名シリーズ」の第二弾ですね。クイーンに倣ったシリーズ。

(少々ミステリに詳しくなった私から言わせてもらうと、クイーン好きには、

中でもアンチ有栖川派には、相当抵抗があったのではないかと想像するw)

 

内容は・・・・(背表紙より引用)

取材で雪深い裏磐梯を訪れたミステリ作家・有栖川有栖はスウェーデン館と

地元の人が呼ぶログハウスに招かれ、そこで深い悲しみに包まれた殺人事件に

遭遇する。臨床犯罪学者・火村英生に応援を頼み、絶妙コンビが美人画家姉妹に

訪れたおぞましい惨劇の謎に挑む。

 

 

いわゆる「雪密室」でおきた殺人事件。有栖川有栖ならではの文体は

きっと好みが分かれるんだろうなと思う、が私は嫌いではない。

ウンチクと知識を長々と語るスタイルは読み手を選ぶだろう。

今作も同じくそんな文体なのだが、なんか序盤はテンポが悪い。

しかし、火村が現れたあたりからストーリーは動く。

トリックは100%ではないが途中でわかってしまったw

(少しづつ推理スキルが上がってきてる?ww)

でも、なるほどね、と。巧くは出来ているが若干無理もあるかなとも・・・w

しかし、こういうトリックは大好きだww

そして序盤、中盤の盛り上がりに欠けたかな~と思う点は残念だった。

 

まだまだ有栖川有栖作品の積読本は積まれてまま。

今年何冊読めるかなw



#10

今回も積読本を読みました。

と言っても、小説ではありません。マンガです。

しかしマンガと言っても、原作はなんと綾辻行人です。

そして作画は「動物のお医者さん」や「おたんこナース」で有名な

佐々木倫子さん。タイトルは・・・

「月館の殺人」。

  

月館の殺人 上巻 新装版 (IKKI COMIX)/綾辻 行人

¥700

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月館の殺人 下巻 新装版 (IKKI COMIX)/綾辻 行人

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タイトルに「館」がついてますが、この作品は「館」シリーズではありませんし

島田潔も鹿谷門実も出てきません。そして中村青司の名も出てきません。

企画の段階から綾辻氏と佐々木氏がタッグを組んで書かれた作品です。

 

内容は・・・・

幼いうちに父を亡くした空海(そらみ)。その後母と沖縄に移り住む。

高校生になった空海は母を亡くす。しかしそんな時に現れたのは

北海道に住むという祖父の使いの弁護士。遺産相続の件で話したいことが

あるので北海道まで来てほしいというのだ。空海は祖父がいることなど

母に聞いたことがなく驚く。北海道へとついた空海を待っていたのは

月館行きのSL列車。空海は母の鉄道嫌いにより一度も鉄道に乗ったことがない。

緊張しながら乗った列車に乗っていた男たちは全て「鉄道オタク」の「テツ」たち。

その後に起きる殺人事件のことなど知らずに列車は「月館」に向けて発車する。
 

 

随所に佐々木倫子らしい笑いが散りばめられており

さらに鉄道オタクたちのウンチクや行動、振る舞いが笑える。

しかし、ストーリーは冒頭からの伏線がうまくはたらいているし

「館」の登場には驚く。さすが綾辻行人!唸ります。

佐々木倫子のクールなタッチの絵もストーリーにうまく合っている。

あのタッチでギャグを描くという一見シュールなところが彼女の持ち味でもあるが

シリアスなシーンは抜群にはまり、うまく表現されていて作品を盛り上げる。

ユーモアたっぷりだが作品の雰囲気はまさに<本格>綾辻ワールドだ。

ノベライズはされていないし作者自身ノベライズする気はないと公言しているので

正統「館」シリーズではないが綾辻ファンには是非読んでいただきたい作品です。 

 

 

最後に作者のあとがきから引用です。「館」ファンとしては堪らないコメントです。

 

・・・・・たまに受けるのは「月館の<・・・・館>は中村青司が設計したものか」

というマニアックな質問である。これについては「そうだったのかもしれませんね」

とだけ、お応えしておこう。「違います」と全否定してしまうよりも、そのほうが

何となく夢があるように思えるので・・・・・。

 

(上記<・・・・館>の・・・・部分はネタバレになるので伏せました。) 


#8 #9
今年は積読本をいかに減らしていくかが課題である。
BOOK OFFに行くとついつい買ってしまう病に罹っている私。
(図書館に行くとついつい借りてしまう病も併発中)
なので積読本が常に減らない状態で、本棚から本が溢れている。 
という事で、積読本の中からチョイスしたのはコレ。
「法月綸太郎の冒険」です。
 
法月綸太郎の冒険 (講談社ノベルス)/法月 綸太郎
¥882
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七作の短編が収められております。
そのうちの四作が作者が学生時代に考えられた作品。
 
「死刑囚パズル」 死刑囚が死刑執行当日、首を縄に差し入れた
状態で毒によって死亡する。犯人は誰で、なぜ死刑執行寸前に
危険を冒してまで死刑囚を殺さなければならなかったのか?
という、正統派フーダニット、ホワイダニットの作品。
 
「カニバリズム小論」 これは<人喰い>が作品のテーマにありますが
何と言っても異色の作品。詳しくは書きませんがラストの動機に驚きます。
  
その他、図書館の司書沢田穂波が登場するシリーズやパロディ的な
作品もあって、バラエティーに富んだラインナップです。
 
もちろん探偵「法月綸太郎」の論理はしつこいくらいに冴えてますww

#7