夜のピクニック | 流れ星が消えないうちに 忘れられない、忘れられない。

流れ星が消えないうちに 忘れられない、忘れられない。

あの笑顔を。一緒に過ごした時間の輝きを。そして流れ星にかけた願いを――。

「言いたくなかったんだダッシュ
 ぽろりと口から言葉が漏れた。
「どうしてドーナツ
 その瞬間を待っていたのだろうリンゴすかさず忍がぶっきらぼうに呟く。
「家庭の恥だから汗
 そう答えた瞬間、カッと頬が熱くなった。
 恥かしい。甲田親子ではなく、父親があせこんなことを息子に言わせる父が。
 それは、久しく忘れていた生々しい感覚だったさげー父の存在が、感情的な対象として蘇ったのは本当に久しぶりだった。
「どうしていら
 忍は同じ質問をしたたまご融は苦笑する。
「どうしてって、大体見当はつくだろららら俺の親父があいつの母親と浮気してできたのがあいつだものあら
「だからって甲田を嫌ってたのかむか
「別に嫌ってなんかネコ青ざめ
「だって、そう言ったじゃないかうさき!!
                      つづく