渡辺詞男(わたなべのりお)さんが赴任している安田女子大学の建築展

Y-DA建築展2026に行ってきた。

今年のテーマは、‘見えない前提をほどく‘

建築家の実作と、学生の提出作品は、実作にならない学生らしい迫力あるものが見られた。

 

               

(学生の作品)ほどく 他者との関わりや周囲からの評価と距離を取り本当に必要なつながりを見つめ直す

 

(建築家の作品)長谷川義史 街の縁側

長谷川氏の絵本に描かれる子供たちの視点や世界観を体験する

 

(建築家の作品)mumupopo(むむぽぽ)

イラストの世界観が豊か

 

(安田女子大学建築学科)江田島れもんプロジェクト 渡辺詞男研究室

既存住宅のリノベーション。テラスのデザインを検討。 

 

建築家は実作であり作品にテーマがある中、見えない前提をプロセスにからめて表現することを意図している。学生の方は「ほどく」ことを前面に打ち出している。つくるのも難しいが、見るほうもなかなか見ごたえがあった。

 

前提は、誰もが多かれ少なかれつくっている。普遍的なことではない。建築の当たり前を揺さぶる、新たな視点の発生を目論んでいるように見えた。ほどくということなので前提から外れたことからもほどかれるであろう。敷地の制約から建築をほどく。法規の制約から建築をほどく。

 

建築家や学生の設計を見ていて、先生のほうが学生に歩み寄るところ、それでもどうしても先生が先に行ってしまう感があった。安田女子大の学生には負けずと頑張ってほしい。