特別展 レオナルド・ダ・ヴィンチー天才の挑戦に行ってきた! | ひとみ中毒再燃っ!!

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めちゃくちゃ久しぶりのまともなレポです。(笑)

現在、両国の江戸東京博物館で催されている特別展に行ってきました!
久々のダ・ヴィンチです!!

以前に上野で見たのは「アトランティコ手稿」と「音楽家の肖像」でしたが、今回は「糸巻きの聖母」と「鳥の飛翔に関する手稿」とその他にもいくつかの素描などなど。

メインの糸巻きの聖母ですが、なんというか捻れた感じの絵画ですよね。聖母の顔や幼子イエスが捻れて歪んだ感じに描いてある。レオナルドのことだから綿密な計算をして描いているんだと思うけど……わたしが納得できるような説明は何もありませんでした。
正面から見ると歪んで見えるので、左側から見るとちょうど良い。左側から見ることを想定して描いたのか?それとも違う意図があったのか。結局わかりませんでした。
ただ、本物を見ることができたので“左側から見てみたい”という欲求を満たすことができて大変満足です。
あと、絵の印象としては「ものすごく大事にされてきた絵画でいろんな人の念がすごい」という感じがしました。(笑)逆に言うとレオナルドの絵画なのに、レオナルドの思念がかき消されるくらい大事にしてきた人たちの強い意思を感じる作品でした。できればもっとレオナルドを感じたかったなぁ。
その点で言うと、まだ手稿の方が良かったかも。ただ今回の展覧会では生で見られる数が少ないです。本のように綴じられているので、中身の展示はレプリカです。(もちろん本物も展示されていますが、見開いてあるページしか見られないので)当時は紙が貴重だったのでスケッチなどに使った紙の上から文章やら絵を書いていて、裏も表も1枚の紙を2度も3度も利用しているのがわかります。

それから一番輝いて見えた絵がありました。あのサライが描いた12歳のキリスト。キラキラしていました。サライの若さとキリストの若さがシンクロした感じ。
それから興味深かったのは、受胎告知の天使や洗礼者ヨハネの作品が展示されていたコーナー。
わたし、モナリザよりも洗礼者ヨハネの方が好きなんですよね。今回飾られていたのは複数の模写作品ですが、昔の画家たちがレオナルドの作品を丹念に模写している情熱を感じました。
あと、レオナルドの洗礼者ヨハネによく似た天使の絵画(弟子の作品)は、もともとレオナルドによる作品(デッサン?)が存在していたらしいのですが現存していないというのがとても残念です。