第10回浜松国際ピアノコンクール、本選1日目。
ファイナリスト3人のピアノコンチェルトをライブ配信で聴きました。
務川慧悟さん。
プロコフィエフピアノ協奏曲第3番。
務川さんのドビュッシーやラヴェルなどを聴いて、音楽の光と影を表現できる、多彩な音色を持つ方だなぁと思いました。
音楽の内面を、音色で追求するようなピアニストなのかな、と思ったのですが…
プロコフィエフのような、派手で明るい曲も弾きこなしてしまうんだ~![]()
この曲らしい煌びやかな音で、軽快なテンポも歯切れよく演奏されていました。
オーケストラとの掛け合いもよく合って、技巧的にも鮮やか。
自信に溢れた演奏で、素晴らしかったです![]()
安並貴史さん。
ブラームスピアノ協奏曲第2番。
ユンディが17歳の時、中国のピアノコンクールで演奏した曲。
美しい音で抒情的な旋律を歌う、ユンディの素晴らしいブラームスが記憶にあるもので…
どうしても少し物足りなさを感じてしまいました![]()
でも、ブラームスの構築的なロマンティシズムが充分感じられた。
ブラームスのピアノ協奏曲は4楽章で時間的にも長く、予選の曲すべてと協奏曲を完璧に仕上げるのは相当大変だったはず。
安並さんの本来の良さが十分出せなかったかも知れないけれど、最後まで弾ききったことに大きな拍手を贈りたいです![]()
今日、最後に演奏された牛田智大さん。
ラフマニノフピアノ協奏曲第2番。
唯一燕尾服を着て登場された牛田さんは、やはり、ピアニストとしてのキャリアの長さの違いが、そのお姿からもにじみ出ていましたね。
会場は、もはやコンクールではなく、彼の演奏会と化してました![]()
コンチェルトの演奏の経験も豊富なわけですから、もしかしたら予選の演奏より、不安はまったくなかったかも。
ラフマニノフは、牛田さんの華やかで重厚なピアノの音に一番合った、その魅力を最大限に表せる作曲家じゃないかなと思います。
きっと浜松という場所に対する思い、中村紘子さんへの思いや感謝など…
様々な気持ちをこめながら演奏していたのでしょうね。
そんな彼の思いが伝わってくる、素晴らしい演奏でした![]()
たぶん、浜コンに出場することはいろいろ悩まれたと思うのですが、結果はどうあれ、牛田君にとって、自信と満足を充分得られた浜コンだったのではないでしょうか。
(写真はすべて浜コンホームページより)
明日、本選2日めの3人の演奏を、また会場に行って聴きます![]()
大ホールは9月に「覇者たちによるコンチェルトの饗宴」を聴きに行きましたが、協奏曲が会場でどんな音で聴けるのかすごく楽しみ![]()
ファイナリスト3人の最後の頑張りを応援しながら、楽しんで聴いてきたいと思います![]()


