第10回浜松国際ピアノコンクールの第3次予選が終わり、いよいよ明日、明後日の本選2日間を残すのみビックリマーク

(ファイナリスト6人の本選演奏順と曲目はこちら)

 

 

一昨日の3次の2日め、最後に演奏されたジャン・チャクムル君が凄く良かったです✨

チャクムル君のピアノの音は、透明でクリスタルな響き…

1次のリストや3次のシューベルトのソナタなど、とってもリリカルな演奏でいいなぁ、と思いました。

 

特に素晴らしかったのは、3次の最後に演奏されたモーツァルトの四重奏曲第1番。

3次の12人の演奏のなかで、一番良かったんじゃないでしょうか。

チャクムル君、弦楽器とのアンサンブルを凄く楽しんでいて…

これこそ室内楽音譜

モーツァルトが宮廷で演奏しているような、高貴な雰囲気もあって素敵でしたあげぇぃ!!

 

(浜コンホームページより)

 

 

 

本選出場者の発表を見ていて、当然残るだろうと思っていた方は選ばれていましたが…

選ばれなかった方にも残って良さそうな方もいて。

6人に絞るのはやっぱり難しいんだろうな~と思いました。

 

 

で、「審査ってどのように行われるんだろう?」という素朴な疑問が浮かび、オフィシャルプログラムに載っている、コンクール審査規程を読んでみました。

 

 

規程によると…

 

第5条「予選の審査」

①第1次予選から第3次予選までは、審査委員が審査票に「yes」「no」のいずれかを記入し事務局に提出する。

②事務局が票の獲得数(獲得割合)の成績の算出を行い、出場者の氏名を伏せた成績一覧表を作成し、審査委員会に提出。

③予選ライン上に「yes」の獲得割合が同率の出場者が複数いるときは、その同率出場者のみで再投票する。

それでも同率の場合は協議により決定し、それでも処理できない場合は審査委員長の裁定により決定。

④第2、3次の審査において、それより前の予選の審査成績は考慮しない。

 

 

第6条「本選の審査」

①本選の順位は、審査委員会において投票で決定する。

②本選の順位は、第3次予選と本選の演奏に基づき、1位から5位まで順に記名式で投票を行い、6位までの入賞者の順位を決定する。なお、各順位の1回目の投票において、票の獲得割合が過半数に達するものがいない場合は上位2名による決選投票を行う。それによっても順位が決定しない場合は、審査委員会の審議により順位を決定する。

③本選の順位は、必ずしも最高位を1位として順位6位まですべて1人ずつ決定する必要はなく、空位があっても、また複数の同位(1位を除く)があっても差し支えない。

 

 

と、このようになっています。

(詳しくはオフィシャルプログラムをお読みください。

ホームページ上の規約・規程の欄は、まだ準備中になっていました。)

 

 

そうなんだ~なるほど…

 

 

2015年のショパンコンクールでは、審査の点数がホームページで一般公開されてました。

確か、各審査員がそれぞれの出場者に、「yes」「no」のいずれかと、1~10点の点数をつけていたと思います。

だから、どの審査員が誰に何点をつけたのかもわかるようになってた。

 

ファイナルの審査で、ある審査員がチョ・ソンジンさんに最低点1点をつけたことも、すぐにわかって、話題になってましたね。

ユンディが誰に「yes」「no」をつけたのか…なんていうのも、興味があってよく見てました苦笑い

 

 

浜コンは審査の集計結果は公表する、とあるけれど審査員の誰が誰に…というのはわからないみたい。

出場者の演奏について、審査員どうしで一切会話をしてはいけないそうです。

小川典子審査委員長も、審査に影響させないために、我々はまったくディスカッションをしていない…と仰ってましたね。

 

 

ただ…思ったのは、今回の浜コンの審査委員は11人。

皆さん素晴らしいピアニストや音楽院などの高名な指導者たちで、多くの国際ピアノコンクールで審査員を務める方々でいらっしゃいますが…

各国から選ばれていて片寄ってはいないですが、人数が少ないんじゃ?なんて思いました。

 

ショパンコンクールの審査員の数は20名近くいるし、成績も点数化されてる。

それに同じ作曲家の曲で競うわけだから、判断もしやすいと思うけど…

 

11人の審査員が各出場者の数十分の演奏を聴き、次のラウンドに進ませたいかどうか「yes」「no」だけで決めるなんて…

予選通過ラインに何人かが並んでしまいそうな気がする。

 

コンクールでは観客受けした方が上位になるとも限らず、どんな演奏がいい演奏なのか…

演奏に順位をつけるってことは、本当に難しいことだなぁと思います。

 

 

 

そもそも…

音楽という物差しで測れないものを競うわけですから、演奏を聴いて優劣を判断するのは、審査員の主観にまかされてしまうもの。

フィギュアスケートのように規程の点数があるわけじゃないし…

だったら、もっと人数が多くないと、演奏の良し悪しの判断を公平化できないんじゃ…

と私は思ったのですが…

 

 

コンクールを受けて入賞すれば、世界で認められてコンサートで演奏する機会が与えられ、マネージメント契約やレコーディング契約など、若いピアニストにとって世界に羽ばたく大きなチャンスとなる…

 

 

けれど、今多くのコンクールはネット配信もされて、より多くの聴衆に演奏を聴いてもらえる機会であることは間違いないです。

 

 

若いピアニストたちが真剣な思いで受けるコンクール。

彼らにとって飛躍と成長の場になることが、ピアノコンクールの一番大事な主旨といえるでしょうか。

 

 

ずっとライブ配信や生で演奏を聴かせていただき、出場した皆さんの頑張ってる姿をみて、彼らを応援する気持ちでいっぱいになりましたキラキラ

 

 

いよいよ明日、明後日の浜コン本選。

凄く楽しみですにっこり

 

6人のファイナリストたちの素晴らしい演奏を期待してます!!