今、バッハの平均律を練習していることもあり、聴くものもバッハばかり。

車でもグレン・グールドのフーガの技法やインヴェンション、シンフォニアを繰り返し流しているので…

最近、寝ても覚めても頭の中でバッハが流れてますうーんぐるぐる 青

 

脳もバッハ脳になっているのか、何を聴いても音楽がとっても多声部に聴こえるような気がする…

ベートーヴェンでもショパンでも、旋律以外の内声がよく聴こえてくるのはいいことかなはてな

 

聴こえるから弾き分けられるかっていうと、そう簡単にいかなく、4声になってくると難しくて、やっぱりたくさん練習が必要なのは変わりませんけど…苦笑い

 

 

 

ちょうど先週の「ららら♪クラシック」で、バッハの「ゴールトベルク変奏曲」についてやっていました。

チェンバロ奏者の鈴木優人さんが解説をされていたのですが、改めてバッハって物凄い頭脳の持ち主だったんだなぁと、再認識しました。

 

 

バッハの曲を聴いていると、緻密で秩序正しいのに、叙情的でもありメロディは非常に美しいですよね。

でも、ただ聴いているだけではわからない、いろんな仕掛けが曲のなかで巧妙に施されているんです。

 

 

「ゴールトベルク変奏曲」は30の変奏曲でできているのですが…

 

3の倍数の曲の変奏は、カノンで書かれている。

カノンとは「かえるの合唱」のようなメロディの追いかけっこですね。

 

そして、その9曲のカノンは、追いかける声部の音程が1度から9度まで離れていくビックリ

 

例えば、第21変奏の7度のカノン。

まったく同じメロディが、7度上で半小節ずれて出てくる。

 

文章だけではわかりにくいですが、ぜひそこは再放送(明日25日午前10:25)がありますので観て下さいね。

 

 

音楽史の講義でも、バッハが数字にこだわったとか、調や音型に意味を持たせた…と勉強しましたが、バッハって音楽をかなり理論的に扱った人なんですね。

でも、その音楽は愛に溢れていたり、深い信仰心からくる叙情性があり、ひとつの曲としてとても美しい…

 

 

子だくさんでも知られ教育熱心、奥さん思いでもあったようだし、そして週一のペースで作曲をした仕事人間でもあり…

バッハってホントにマルチで、凄い人ですねビックリマーク

 

 

バッハはどうして、そんなに難しい作曲をしたのか…

 

鈴木さんが仰った言葉にちょっと感動しました。

 

「バッハは高ぶる感情をお客さんに聴かせようとして曲を書いたのではなく、

職人として神さまに見られて恥ずかしくない、

神さまが作った世界の秩序にふさわしい音楽を作ろうとした」

 

 

バッハの曲は、どんなに複雑で変化に富んでいても、理路整然としている…

聴いていて、安心感というか静かで整然とした気持ちになります。

 

だからなんですね。

なんだか、納得です真顔

 

 

 

考えてみると…あの時代の天才たちというのは、今と比べてもはるか上をいってるような気がします。

 

レオナルド・ダヴィンチの描いた絵画を、同じような絵具、現代の最新技術を使っても再現できないように。

ストラディヴァリウスの楽器と同じものが、現代の技術をもってしても再現できないように。

 

世の中がどんなに進歩しても、バッハのような天才作曲家は二度と現れないんだろうな…

なんて、そんなふうに思いました。