浜松国際ピアノコンクール第2次予選2日め。
フィリップ・ショイヒャーさんの、リストのロ短調ソナタに…
これがコンクールだというのを忘れて、感動してしまいました![]()
(浜コンのホームページより)
ショイヒャーさんの2次の演奏を楽しみにしていましたが、こんなに良いとは…
2次の課題曲SACRIFICE。
この曲は、今回の浜コンのために作曲された曲だから、ピアニストが弾いた見本になる演奏があるわけじゃないので、ホントに皆さん違った弾きかたしてます。
テンポや強弱もそれぞれで、表現の仕方も全然違う。
頼りは楽譜の情報だけで、そこから自分の解釈で演奏をしてるんでしょうね。
ショイヒャーさんの弾いたSACRIFICE。
今まで聴いてきたSACRIFICEの演奏のなかで、一番好きです。
ショイヒャーさん曲をすっかり自分のものにしちゃって、踊るように弾いていた。
徐々にテンポを上げて、興奮のるつぼにはまっていく…みたいな。
1次のときもそう思ったけど、自分の高揚感の中に、聴くものを引きずり込むのがうまいんじゃないかなぁ。
リストのロ短調ソナタもそうで、この長くて壮大な1曲のなかで、自分の世界を作り上げていて…引き込まれました。
またその音が、どんな音でも美しい。
高いピアニッシモの音も、低い音をフォルテで鳴らしても、音が澄んでる。
他の方も弾いた同じYAMAHAのピアノの音と思えないほど、ショイヒャーさんの音は美しくて…
なんでこれほど美しい音が出せるのか不思議。
生でこの音が聴きたいなぁと凄く思いました。
3次で聴けるでしょうか…
牛田智大さんが3次に進んだら、同じロ短調ソナタを演奏されますが…
ぜひ、このソナタ対決を見たいです![]()
今日の昼の休憩時間に昨日のオンデマンドを聴いていたのだけど、牛田君の演奏、良かったです![]()
昨日は運転しながら聴いていたので、家で落ち着いて聴くと違った印象を持ちました。
ショパンバラード1番も音色が深くて、硬いということはなかった。
3次も、本選のラフマニノフコンチェルトの2番も聴きたいなぁ。
今日聴いたなかで演奏が好きなのは、他には中国のザン・シャオルー君。
凄く良かったです。
ベートーヴェンのピアノソナタは瑞々しく明るい音で、素直なセンスの良さを感じました。
SACRIFICEも凄く聴かせる演奏してたし、何といってもラヴェルのラ・ヴァルス![]()
音楽の波の持っていきかたが、自然な歌になっていて…
藤田真央君に近いものを感じました![]()
とても惹かれる良い演奏だった。
それから、太田糸音さん。
ベートーヴェンのソナタ27番、SACRIFICEまでは、音がこもり気味に聴こえて、ちょっと音楽にのれてない感じがしたんだけど、最後のリスト「ノルマの回想」が凄かった![]()
これも超がつく難曲だけど、しっかり弾ききっていて、その中でメロディを豊かに歌ってました。
それにしても、リストという作曲家はピアノという楽器の可能性を、極限まで使って、これほど豊か過ぎる音楽を作り上げて…
ホントに凄い曲だな~と、太田さんやショイヒャーさんの演奏を聴きながら、思いました。
最後に演奏されたアンドレイ・イリューシキンさんのシューマンのフモレスケも音色が良かったわ~
コンクールというのを忘れて、演奏会を聴いているように感じる…
そういう演奏が、いい演奏といえるのかも知れませんね。
今日の8人の演奏も皆さん素晴らしく…
できれば、皆さんを本選まで演奏させてあげたい![]()
2次に進めなかった方にも、もっと演奏を聴きたかった人がいっぱいいたし…
ピアニストにとってコンクールというのは、過酷で厳しいものですね。
私たちはただ聴いて楽しませてもらっているけれど…
皆さんの頑張りを応援してます![]()
