学園(学びや)の裏山を、市民の憩いの場に -上田市 | 幸せ信州

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>>> 上田市郊外-「唐臼山」で初の催し- 
 上田市下之郷の上田女子短大と同短大付属幼稚園の教員、地域団体などでつくる「やまんばの森づくりプロジェクト」は、上田女子短大の裏山「唐臼山」(495メートル)を再生、活用する取り組みを進めている。

 裏山の自然環境を保全しながら、遊びや学習に使えるように整備しようと2022年に始動。幼稚園児の遊び場としてだけでなく、多くの市民が集える場にしようとの構想。

 

 9日は同プロジェクトなどでつくる実行委員会が裏山で初の催し「やまもりフェスタ」を開いた。

 9日は、親子連れらを中心に200人以上が来場した。この日のために裏山には、地面に平行になるように、木と木の間に2本のロープを張った「遊び場」を設置。集まった子どもたちはロープを両手でつかんだり足を乗せたりし、体を揺らしながら歓声を上げていた。


 裏山は、幼稚園児の遊び場として日常的に利用されてきたが、長く手入れがされず荒れていた。22年11月に短大生、園児と保護者らと一緒に整備に着手。日当たりをよくして木々の生育を促すため間伐をしたり、オオヤマザクラなどの苗木を植樹したり。入り口から頂上に向かって遊歩道も整備した。

 プロジェクトでは月1回、裏山で園児らが森遊びをする活動をしているが、参加者は幼稚園の関係者に限られていた。市民や幼稚園以外の子どもにも裏山に関わってもらおうと、フェスタを企画した。

 9日は、親子連れらを中心に200人以上が来場した。この日のために裏山には、地面に平行になるように、木と木の間に2本のロープを張った「遊び場」を設置。集まった子どもたちはロープを両手でつかんだり足を乗せたりし、体を揺らしながら歓声を上げていた。

 フェスタでは「もくもくやかん」(かがくいひろし作)や「モチモチの木」(斎藤隆介作)などの絵本を用意し、子どもの要望に応じて短大生たちが読み聞かせをした。直径10センチほどの木材に色を塗ってキーホルダーを作るクラフト体験もあった。