白馬村が沸いている 第1回  -地元勢も潤う白馬モデルを目指す- | 幸せ信州

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 白馬村が沸いている 1回  -地元勢も潤う白馬モデルを目指す-

   外資とのすみわけを図り、地元勢も潤う白馬モデルを目指す
        最適ツーリズム
 

 ▼ライブカメラ 白馬
   
 

 長野県のリゾート地、白馬村が沸いている。インバウンド(訪日外国人)がスキー客の約5割を占め、高級ホテルなどの建設で商業地の地価上昇率が30.2%と、台湾資本の半導体工場進出の熊本県 大津町大津、「熊本県 菊陽町津久礼」や北海道千歳市に続き、全国4位の伸び率である。

 「第2のニセコ」の呼び声も高い白馬村であるが、地元はニセコにはならない「白馬モデル」構築による最適ツーリズムを目指している。
 
 北海道ニセコ地域。かつて山林が広がっていた倶知安(くっちゃん)町のスキー場周辺は海外の投資家らの目に留まり、大型宿泊施設の建設が相次ぐ。失われた30年との呼ばれる景気停滞期にあって、日本航空など日本企業が退却・縮小する一方で、香港、シンガポール、マレーシアの財閥グループなど外国人や外資系企業による大規模開発よって今のニセコの繁栄が成り立っている。
 世界的なリゾート地となった北海道のニセコには、パウダースノーを求めて「外国人による外国人のための楽園」ができた。5つ星ホテルのパークハイアットがあるのは、日本では、東京、京都、ニセコのみだ。リッツ・カールトン、さらにアマンも進出した。だが、開発エリアが拡大する一方で、地元住民は恩恵を感じにくく、町の未来に不安を募らせている。

 こうした外資による急激な開発と住民生活の共存に苦悩するニセコを横目に、白馬は地元勢も潤う最適ツーリズム構築を模索している。
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◆白馬村  村公式サイト ⇒⇒ https://www.vill.hakuba.lg.jp/index.html
 白馬村は長野県の北西部に位置し、面積189.36k平方メートル、周囲65.5キロメートル、南北16.8キロメートル、東西15.7キロメートルを擁しています。
 南は佐野坂峠で大町市と、西は後立山連峰を構成する白馬連峰により富山県と、北は小谷村と、東は長野市・小川村と、それぞれ隣接しています。
 地域の中央部を南北にフォッサマグナが走っており、この大断層地帯に白馬連峰から流れ出す河川によって扇状地が形成されています。村の南部から北部へ曲折しながら流れる姫川は、白馬村の南端佐野坂に源を発し、東西山地より流れる支流谷地川・平川・松川・楠川などと合流し、遠く日本海へ及んでいます。 西側白馬連峰一帯は酸性火成岩類で形成されており、急峻な山岳美をみせ登山、ハイキング、スキー場など観光資源となっています。 また、東側山地は第三紀層で、やわらかな砂岩・凝灰岩などから成っており、一部観光開発が進んでいるが、豊かな造林地帯となっています。

                           (次回に続く 4月19日掲載予定)