上田市塩田平の前山寺本堂 -国の登録有形文化財答申- | 幸せ信州

幸せ信州

◎幸せ社会をめざして社会デザイン
 ・公民一体の地域づくり
◎良い社会人であれ
 ・ウェルビーイング:心身ともに良い状態
 ・良い状態を持続的に維持
 

 昨年11月、文化審議会は上田市前山の「前山寺(ぜんさんじ)」の本堂、庫裏、玄関、山門の4棟を国登録有形文化財に新規登録するように答申しました。

2402-hondo01

 前山寺は三重塔が国重要文化財に指定されていることでも知られています。本堂は江戸中期の建築で、三重塔の下段に位置し、寄棟造り大きな茅葺屋根があり、正面に張り出した唐破風の下に雲竜彫刻などがあります。庫裏は江戸後期の建築で、本堂東果側の切妻造平入で桟瓦葺。玄関は江戸末期の建築で、本堂と庫裏の間に位置する東西棟、屋根は桟瓦葺。山門は江戸後期の建築で、本堂西側にある石段の上部、三重塔の正面に位置する薬医門で、屋根は切妻造茅葺です。
2402-03zen

 

2402-zenn02

zennsann02zennsann02

 前山寺(ぜんさんじ) https://www.zensanji.info/ は,独鈷山麓にある古刹で、本尊は大日如来。 弘仁年中(八一二)空海上人が護摩修行の霊場として開創したと伝えられています。かつては四十数ケ寺の末寺をもちました。 塩田城の鬼門に位置していることから,その祈祷寺として、武将の信仰も厚かったということです。境内には,「未完成の完成の塔」と呼ばれる国の重要文化財にも指定された三重塔があります。

zennsann01

  ・所在地:    〒386-1213 長野県上田市前山300


 長野県上田市前山300
 電話 0268-38-2855 FAX 0268-39-0808