小諸懐古園で生まれた名曲 上を向いて歩こう  永六輔さん作詞 | 幸せ信州

幸せ信州

◎幸せ社会をめざして社会デザイン
 ・公民一体の地域づくり
◎良い社会人であれ
 ・ウェルビーイング:心身ともに良い状態
 ・良い状態を持続的に維持
 

 「上を向いて歩こう」(永六輔作詞,中村八代作曲)は,人々を勇気づける歌として,多くの人が口ずさんでいる。米国では、『スキヤキ・ソング』(Sukiyaki)とタイトルを変え『ビルボード』のウィークリーチャート(Hot 100)で1位(1963年6月15日付けから3週連続)に輝くという金字塔を打ち立てた。

 

 

0502-k02

「上を向いて歩こう」 作詞の舞台となった小諸懐古園。

     ----------------------------

「上を向いて歩こう」 : 1961年7月21日、サンケイホールで開催された「第3回中村八大リサイタル」で、坂本九の歌唱によって初披露された。
「上を向いて歩こう」は当時大人気だったNHKの音楽バラエティ番組「夢であいましょう」(作・構成は永六輔)の”今月の歌”で歌われたことにより一気にヒット。『スキヤキ・ソング』(Sukiyaki)とタイトルを変え『ビルボード』のウィークリーチャート(Hot 100)で1位(1963年6月15日付けから3週連続)に輝くという金字塔を打ち立てた。

 

 『上を向いて歩こう』の歌詞は、永氏が、太平洋戦争中に疎開していた小諸市や上田市での、孤独で辛かった日々を思い出しながら書いたもので、自身の悲しみが記憶が詰まった特別な作品だったようです。東京生まれ、東京育ちの永氏は、疎開先の空気に溶け込めず、仲間外れにもあい、疎外感を味わって、辛い思いを抱えながら過ごしたようです。

 

 

  

 永六輔さんが存命だった2016年6月,TBSラジオの永さんの番組-「7円の唄」で,ある視聴者から,永さん宛の一通の手紙を巡り次のようなやりとりがありました。

 

 ◇視聴者からの手紙  永六輔様--

 私は悲しい時に,無理して上を向いて歩きたくはありません。悲しい時は,下を向いて歩くのが自然ではないでしょうか・・・・。

 

 ▼この手紙に永六輔さんは、次のように応えました・・・・▼

 悲しい時に下を向いて,涙を流して当然です。「上を向いて歩こう」は,今から40年前につくった詩です。小学校5~6年生をイメージしました。子どもが,何か悲しい出来事があって,「思わず涙がこぼれそうになった時」,空を見上げて「グッとこらえよう」との想いをこの詩に託したのです。大人を励ます歌ではないのです。私も悲しい時に下を向いて,涙を流して当然と思います。

 作詞(詩を書くこと)は,この手紙にあるよう誤解を招くことが多いので,それがいやで私は作詞をやめました。
               TBSラジオ-永六輔 2011年6月22日
   
  悲しい時は,下を向いて思い切り泣きましょう・・・・・・。 

     

            

 

 

 

 

 

ルンルン 数年前は、懐古園と最寄りの小諸駅をつなぐ通路の壁に,永六輔さん作詞の「小諸 わが想い出」の額が懸けられていました。ルンルン

 

0502-ko1

 

 戦時中,小諸に疎開していた永さんはその恩返しとして1998年に,「小諸わが想(おも)い出」を作詞。同じく小諸での疎開経験を持つ作曲家,小林亜星さんが曲を付けて小諸にプレゼントされました。

 

 

 

 

 

 イチョウ 小諸城址 懐古園

 

小諸城は平安時代に起源をもち,戦国時代に武田信玄の命により山本勘助らによって縄張りがされ,原型が整備されたといわれています。城郭が城下町よりも低い場所に位置する「穴城(あなじろ)」で,これは日本で唯一といわれています。
 

 400年を超える歴史がある石垣と紅葉の彩りは風情があります。浅間山を眺めることのできる小諸城・二の丸跡、また千曲川を見おろす水の手門跡、はるか遠くに富士山を望むことのできる展望台と見所満載です。
 


kaiko0101
 

住所:長野県小諸市丁311
電話:0267-22-0296
休園日:12~3月中旬は水曜日定休,年末年始(12月29日~1月3日)(※遊園地は12月1日〜3月中旬 休園)
開園時間:9:00~17:00(動物園と遊園地を除く園内各施設共通)
動物園   平 日:9:30~16:30 休 日:9:00~16:30
遊園地   平 日:9:30~16:30 休 日:9:00~16:30

aki1016