高倉健さん 五十年以上続けた善光寺節分詣で・その2 / 今年 善光寺節分会4年ぶりに開催 | 幸せ信州

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高倉健さん 五十年以上続けた善光寺節分詣で・その2

 

幸せになるんだぞ 高倉健 あの時、あの言葉

 

 高倉健さん逝ってはや9年。1931年2月16日生まれなので,ご存命なら今年93歳。
 健さんは長野の善光寺節分会詣でを亡くなる年まで、五十年以上続けられました。健さんの律儀な人柄がうかがわれます。善光寺詣でのきっかけは、デビュー四年目(1959・昭和34年)、(東映の)宣伝部から「健ちゃん、善光寺に行ってくれないか」にあり、そのいきさつは、自著『あなたに褒められたくて』で、次のように綴られています。

 善光寺へ初めて行ったのは、一九五九年(昭和三十四年)のことだった。(中略)
 その年、東映の宣伝部から、ぼくにも声がかかった。「健ちゃん、五万円の仕事が善光寺であるんだけど、行ってくれないかな」と。   
 そのころ、ぼくはすでに主演映画も撮っていたが、そのギャラは二本二万円。五万円とは、目の玉が飛び出そうな破格のギャラだ。考える間もなく「お願いします」と言った。「ところで、何日間ですか」
「いや、たった一日。その夜は温泉に泊まってね。その代わりかみも着て善光寺で豆まきをするんだよ」
「一泊で、温泉つき? することは豆まきだけで ああ、行きますよ!」(中略)
 翌年は、ぼくの方から志願して、豆まきのメンバーに加えてもらった。三年目からは豆まきという仕事をはなれ、一人の参詣客として、やはり節分の日に行った。
 三年も続けて行けば、次の年も行かなければ、なんだか気持ちが落ち着かない。そして四年目も五年目もと、毎年節分には何をおいても善光寺に行くようになったのである。 
     『あなたに褒められたくて』 p75-76 高倉健著  発売:集英社
  
 このとき泊まった"一泊温泉”は、戸倉温泉だったようです。-次回のブログでは、この戸倉温泉にまつわるエピソードを書き込みます。

 

 

 

        

 

善光寺節分会 4年ぶり通常開催へ

<第70回 長野節分会>:2024年2月3日(土)
善光寺と権堂秋葉神社で特別来賓や年男・年女、福男・福女で盛大に豆まきが行われる冬恒例の行事です。一年の「福」をいただきにお出かけしてみてはいかがでしょうか。
 善光寺節分会:13時~ 
仁王門から善光寺木遣りを先頭に特別来賓と共に昇堂。
13:50頃~
善光寺本堂の回廊から善光寺両住職・一山住職、特別来賓及び、年男・年女・福男・福女・天童による豆まき
特別来賓:羽田美智子さん(女優)、地元テレビ局アナウンサー

詳細はこちら→善光寺ホームぺージ
    https://www.zenkoji.jp/2023/12/28/17695/
 [お問い合わせ] 善光寺事務局  電話:026-234-3591