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東京特殊電線へのTOB成立 上田市に生産拠点

 上田市に工場がある東京特殊電線(東京)https://www.google.co.jp/ は、同社に対して米投資ファンドのカーライル・グループ(The Carlyle Group)https://www.carlyle.com/ja
が実施した株式公開買い付け(TOB)が成立したと発表した。カーライルは議決権ベースで93・12%に当たる627万9185株を取得する。買い付け総額は355億円余に上る。

 TOBの成立により、東京特殊電線は28日付でカーライルグループに入り、非上場化される。東京特殊電線の従業員数は今年3月末時点で278人。上田市に上田事業所と丸子事業所がある。同社は22日、「雇用は従来通り維持されると理解している」(経営企画部)とした。

 同社は今後、カーライルの持つ海外ネットワークや経営ノウハウを生かし、国内外で顧客や販路の開拓を目指す方針。カーライルは、他社との提携やM&A(企業の合併・買収)も検討するとしている。

 東京特殊電線を巡っては、親会社の古河電気工業(東京)が11月、保有する東京特殊電線の全株式の売却に応じると発表。カーライルは1株5660円で、同月9日~今月21日に買い付けていた。



▼カーライル・グループ
 カーライル・グループ(ワシントン)は、1987年に設立されたプライベート・エクイティ・ファンドです。世界中で365ものファンドを抱え、2,220億ドル(22兆2000億円)の資産を運用しています。北米や欧州、アジアだけでなく、南米、中東、アフリカ、オーストラリアなど33か所に拠点を設け、1,775名以上のプロフェッショナルを擁する世界最大級の投資会社です。

日本では2019年1月に仕掛けた、オリオンビール(沖縄県浦添市)へのTOBで世間を驚かせました。国内での存在感を増すカーライル・グループとは、どのような投資ファンドなのでしょうか?