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上田 千曲川でサケ 3年ぶり確認


 上田市小泉の千曲川で25日朝、アユ漁用の仕掛け「やな」にサケが引っ掛かっているのが見つかった。上小漁業協同組合(上田市)が国立研究開発法人「水産総合研究センター」増養殖研究所上田庁舎(同)に確認したところ、雄のサケと分かった同市では2010年と12年にもサケの死骸が見つかっており、確認は3年ぶり。200キロ以上離れた日本海から遡上(そじょう)したとみられる。

 やなの所有者で「上田道と川の駅」世話人の石井孝二さん(55)などによると、同日午前7時ごろ、やなの見回りに訪れた石井さんの知人が魚の死骸を見つけ、石井さんや同漁協に連絡した。同漁協によると、サケは体長68センチ、体重約2キロ。長旅のせいか、尾の近くには傷が付いていた。

 千曲川など信濃川水系でサケの稚魚を放流しているNPO法人「新潟水辺の会」(新潟市)によると、9月から11月10日までの調査で、JR東日本・宮中取水ダム(新潟県十日町市)に遡上したサケは1514匹に上り、調査を始めた01年以降で最多。一方、約30キロ上流にある東京電力・西大滝ダム(飯山市、下高井郡野沢温泉村境)は12匹だった。