那須電機鉄工が7.48億円の債権放棄，子会社清算で

八千代市に工場があり，東証2部上場で鉄塔などの製造を手掛ける「那須電機鉄工」は，99.97%出資子会社で清算手続き中の「那須ストラクチャー工業」（東京都中央区）に対する貸付金および未収利息債権の7億4800万円を放棄すると発表した。

1962年に設立の同子会社は，鉄骨加工を主力に事業を展開していたものの，4期連続で赤字を計上するなど厳しい環境に陥ったため清算手続きに入っており，残余財産の整理にめどが立ったことから今回の措置に至った。

なお，当該債権のうち弁済終了後の残債権4億600万円については貸倒引当済みのため，業績に与える影響は軽微とのことである。