鹿屋市町田堀遺跡  「1500年前の地下式横穴墓 人骨や鉄器出土」 | 幸せ信州

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鹿児島県埋蔵文化財調査センターによる「町田堀遺跡」(鹿屋市串良町細山田)の発掘で、南九州地方独特の埋葬方法「地下式横穴墓」が41基発見された。このうち5基から人骨も出土。副葬品として鉄製の剣や矢じりなどの鉄器9点が見つかった。

同遺跡からは縄文時代後期~古墳時代の遺物が出土しており、東九州自動車道の建設に伴い、今年度から発掘が始まった。

地下式横穴墓は、大隅半島に分布する墓。まず竪穴を掘り、更に横方向に掘り進み、空洞に亡くなった人を埋葬するという。

今回発見されたのは約1500年前の地下式横穴墓。同時に出土した鉄製の用具は当時の貴重品で、埋葬されていたのは集落の権力者だった可能性が推測される。他に新潟県糸魚川産とみられる縄文時代後期のひすい製装飾品なども発見され、広域な交流がうかがえる。


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