昨年のいまごろ-鹿児島・高病原性鳥インフルエンザウイルスで一騒動 | 幸せ信州

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   ◆昨年のいまごろ-高病原性鳥インフルエンザウイルスで一騒動
 
 環境省は2010年12月21日,国内最大のツルの越冬地として知られる鹿児島県の出水平野に飛来したナベヅル1羽が,高病原性鳥インフルエンザウイルス(高病原性のH5N1型)に感染していたと発表した。他の3羽も簡易検査で陽性反応が出ており,鳥取大で遺伝子検査を行い,感染の有無などを調べる。ナベヅルは国の絶滅危惧種であり特別天然記念物にも指定されており,「種の存続という意味で感染の影響は大きい」。渡り鳥の生息地は国境を越えており,日本だけで決められる問題でもない。なお,ツルの殺処分が必要な事態になれば,文化庁の許可が必要となる。

 強毒性ウイルスが確認されれば,警戒レベルを「2」から最高の「3」に引き上げ,同省は鹿児島県などと連携し,半径10キロ以内の監視を強める方針。半径10キロ以内の鹿児島,熊本両県には養鶏場とダチョウ農場が計162あり,計520万羽が飼育されている。

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 国内では,10月に北海道稚内市の大沼で野生のカモのふんから強毒性のH5N1型鳥インフルエンザウイルスを検出。11月には島根県安来市の養鶏農場の養鶏場で強毒性ウイルスに感染した鶏が見つかり,約2万羽が殺処分されている。今月中旬には,富山県高岡市の公園の堀で死んだコブハクチョウから,鳥取県米子市でもハクチョウから強毒性ウイルスが検出されている。


ツル観察センター :鹿児島県出水市荘2478-4 TEL 0996-85-5151
出水駅から車で30分の市内荒崎の田園地帯の一角にある。ツルが飛来する秋からシベリアへ旅立つ春先までオープン。約1万羽が訪れる。 センター内からツルの生態を見ることができる


 ツル観察センター:11月1日~3月 tel 099-85-5151

  ツル博物館クレインパークいずみ
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