最近びっくりしたことがあった。
友人から、私は自分を過小評価しすぎてると言われ続けてきたんだけど、最近、そうかもしれない?と、少し自分を評価する事にした。
時々やるんだけど、今の自分と過去の自分、どれくらい上達してきてるかをチェックするために、2021年の合宿の演奏聞いてみた。
そしたら
何度聞いても
めっちゃ下手クソ!聞きたくない!
って思ってたのに
あれ?私、こんなに吹けてたの?
ってなった。
この時、演奏したのは、ミニヨンファンタジー。超絶技巧である。
元々、シュルホフのソナタを持っていくつもりで練習してたけど、あまりにも理解出来ずこんなの合宿までもたんーー!と1ヶ月半前に、わかりやすい曲ーー!というだけで、ミニヨンファンタジーにした。
今から思うと、なんでそんな曲、選んだんだ、私。バカか。と思う
だから、合宿のレッスンでもミスしまくり、おさらい会ではテンパリすぎて、メガネ忘れて、取りに戻りやり直す、というアホな事をした。
だから、必死すぎるし、後半指回ってない箇所沢山。けど、思ってたより全然吹けてた。そして、その状態でも、自分の演奏は出来てた。
なのになんでそんな下手くそって思ってたのか
合宿はうまい人がいすぎるから、という点をさしひいても、あまりにも思ってた演奏とはかけはなれていた。
もちろん、下手くそ!って思ってても、プロとしての最低レベルにはあると思ってたし、そういう演奏を常に心がけてはいた。
けど、底辺演奏家みたいにずっと思ってた。
最近、自分のプロフィールを見直す機会があった。
プロフィールにかけることを増やすために
ずっとずっと努力してきたんだよね。
音大を出てないから、それに変わるものを。自分の価値を高めるものを、って。
まだまだ足りない!
なんて思ってだけど
リサイタル8回もやってて、大阪国際のファイル進出して、知久さんや希さんと仙台で配信コンサートやったり、力さんとコンサートしたり、CDも出してて
何が底辺なのか
普通に全然ちゃんと演奏家だった
それで稼げてないから底辺と思っていたらしい
バカか?
プロってお金もらえたらプロだとは思うけど、プロ意識を持って常に本番でベストの演奏に向かって努力する、こっちの方が大事じゃないのか?
それはずっとしてきたじゃないか。なんで、そんな自分をもっと認めてあげなかったのか。
合宿で音大生におさらい会の感想聞かれたりしてきたけど、なんで私なんかに聞くの?下手くそなのに。ってずっと思ってた。
けど、聞かれたのは、私がプロの先輩として認められていたからなんだなと。
そして、よく、美鈴さんすごい尊敬します!って音大生とかプロになりたての子に言われてきた。
それが全てじゃないか。
書いててバカすぎて涙出る。
去年、プロの人から基礎見てほしいって言われてレッスンした。なんで私なんかに教わりに来るのか?と思ってた
けど、この時、ちゃんとレッスン出来てた。とても満足して帰られた。
それって結構なレベルにあったから出来たことなのではないかと。なのに、底辺から少し脱出したのかな?くらいにしか思ってなかった。
まじでバカすぎて涙出る。
最初の合宿(2017年)で講評もらったときに、3人の講師からメモなしで細かい感想とアドバイスもらった。えー!そんなに覚えてくれてるの?感動!聴講しまくってたから、顔、覚えられてたんだ!
と思ってたけど、レッスンとかで、私の才能とか素質とか見抜かれて、覚えられてたのかもしれないと、今は思う。だって、演奏、大絶賛されてたから。
なーんて過去を振り返り、もう少し、自己評価高くして見ようと思った
そしたら
練習してたら、全然音色が違うように聞こえるんですけど?めっちゃいいんですけど?意識したら、めっちゃ安定してる演奏出来てるんですけど?
ナニコレ
でっかい耳くそたまりまくってたのが、ぼろっと取れたくらい違って聞こえた
人って思い込みでこんなにも、聞こえ方が変わるんだな…
衝撃だった
私はよく生徒さんや音楽仲間に
なんでそんなに吹けるのに、自己評価低いんだ!もっと自分に自信持って!
とか言いまくってきたけど
それ、自分に言ってたのか…
特大ブーメランが返ってきた
まじで痛い
↓今はこの千秋の言葉が胸につきささる
(のだめカンタービレより)
これからは、もう少し自己評価をあげて、でも慢心せず、頑張ってきた自分に自信を持って、死ぬまで目指せるだけ上に行く努力をしていこうと思う!
だって、憧れの演奏家が楽しそうに、楽器を操るように演奏してて、キラキラしてて、拍手喝采あびて、そんな姿に痺れるから
私もそんな風になりたいから
とまあ、またデカい事を書いてしまったけど、書いておかないと、過去の過小評価してた自分がひょっこり顔を出して、尻込みして、絶対に逃げてしまうので、書いておく
私が尻込み始めたら、注意してください