今年のゴールデンウィークに小さなハナヤサイサンゴを3つ入海させました。
ハナヤサイ入海から2週間以上が経過し、我が水槽に慣れてコンディションは上向きと感じました。
そして以前より計画していたアレをお迎えする準備が整ったと判断。
アレとは学名 Paragobiodon lacunicolus=パンダダルマハゼ
【撮影地 奄美北部 2024年7月】
※枝の間隔が大きく開いたヘラジカハナヤサイに棲んでいました。
真正面から見ると愛嬌ある顔をしていますよ♪
めだか三昧さんが上京時にお連れした某中古屋さんでカミハタより取り寄せしてもらいました。
最初からペア飼育を狙うべく2匹オーダー。
2013年5月に入海したパンダダルマハゼ飼育丸9年6ヵ月飼育を達成したことがあります。
飼うのは4年ぶり。
このハゼは小さく行方知らずになりがち・・・
採取されてからハナヤサイに入れられないため捕食なし、ショップでもその状態のままでコンディションが悪くなる要素が極めて高いハゼです。
可能ならハナヤサイに挟まっている状態のパンダダルマハゼごと水槽へお迎えするのがベターです。
体長は15㎜未満。これで成魚です。
パンダダルマハゼを飼うにはハナヤサイサンゴが必須なので、ハナヤサイが飼えない。居ないままお迎えするのは極めて無謀なので止めるべき。類似のトゲサンゴ・ショウガサンゴには入りません!
しかもハナヤサイなら何でも良いわけではなく小さいフラグサイズでは困難。エダの分岐が多く確実に隠れるスペースがある群体でないと不向きです。
2020年1月の水槽入れ替えのためハナヤサイサンゴの引っ越し移動で水中から取り出しても逃げずにその場に留まるほど棲家のハナヤサイサンゴに依存します。
飼育開始した当初、不思議だったのは餌です。
過去にブラインを沸かしてスポイトで目の前に撒いて与えたりもしましたが、全く見向きもしません。ハナヤサイから得ていると思われますがそれらを実際に捕食しているシーンを見た事がありません。
かつてこの先住パンダダルマハゼより小さいものを入海させペアに成功。
確認できただけで通算3回産卵を目視!
雌雄の区別が付きませんでしたが、孵化まで親が付かず離れずの距離で卵の世話をしていました。
生命維持に必要最低限である自身の代謝以上に産卵まで至るほどの栄養をハナヤサイサンゴだけから賄っているとは信じがたいです。
※フラッシュ撮影
こんな小さなボディなのに環境が提供できれば9年6か月間、長期飼育できることを証明。
これは2025年7月にミスズが奄美ダイビングで撮影したペア&卵!
老眼にはピントが合っているか分からず勘でマニュアル操作し20枚くらいシャッター切ってます(笑)
ハゼの体長は2センチちょっとくらいなので卵のサイズは1ミリ無いです。卵はハッチアウト寸前!
話を戻します。
【2026年5月末・入海】
容器へハナヤサイサンゴを先に入れて、パンダをハナヤサイへ収容させてからハナヤサイごと水槽に戻すのが究極の理想です。
今回は全部の水流を停止して静かにカップからハナヤサイへエスコート。
ス~っとハナヤサイに入ったことを見届けました。しかし!周辺の環境なのか明るさか水の動きか、そもそもハナヤサイが気に入らなかったか、しばらくして離脱しハイマツの下へ。
コレは想定外!手出し出来ず救いようがない・・・。
グリーンのハナヤサイへ入れたかったのですが失敗。
ちなみに新入海したハナヤサイの1つは後方のピンク色のです(by 海水魚ショップナチュラル産)
もう1匹はまさかのフロー管近くの水槽コーナーへ逃げました(汗)
他のダルマハゼの仲間は自ら徘徊して能動的に棲家のサンゴを探す傾向にあります。
今回のパンダダルマハゼは残念ながら10日経過しても二度と姿は見えず2匹ともロストしたなと・・・
ダルマハゼの仲間は雌雄判断付きませんが性転換します。諸々運任せな要素はあります。
忘れた頃にどこかのハナヤサイに住み着いて居てほしいと都合良く願っていたら、入海から2週間以上経過し発見!
棲家にさせたかったグリーンのハナヤサイの奥深い位置で1匹だけ見つけました。
日中は全く姿が見えず、消灯後に懐中電灯を照らさないと見えないという(笑)
数日経過しチラ見できたタイミングでフラッシュ撮影しました。
黒いのがヒレですが、奥まったところが棲家と決めたようでほぼ見えません。
あらゆるハゼを飼ってきましたがパンダダルマハゼは例外無くどの個体もかなり神経質な性格です。
しかし確認できたのは1匹だけで、もう1匹は未だ行方不明のまま。
あるいは忘れた頃にもう1匹とペアになっていたら良いですが、そう甘くないのがマリンアクアリウム・・・
と、入海時のネタをブログ記事にアップしました。
そして、9月2日水曜夜に懐中電灯片手に恒例のパンダダルマハゼ観察をしていたら、なんと2匹同じハナヤサイにいるところを目撃!
※棲家のハナヤサイをピンセットで叩いてポリプを縮めてスマホ撮影!
どうしても2匹揃って写せませんでした。
思わすガッツポーズ(笑)
いつから居たのか、今日まで5ヵ月近く捕食シーンは見ていないし、どうやって生き永らえていたのかといろいろ考えさせられます。
※横を向いていて片方の目玉が見えています。
やはり主にハナヤサイから給餌しているのでしょう。改めてハナヤサイへ自ら入る習性に感心しました。
ツーショットを撮るべく深夜に懐中電灯片手にフラッシュ撮影。
2匹いるのが分かりますか?黒いスジが背ビレです。
一回だけのフラッシュでビビって奥へ隠れ出てこなくなるので毎夜1回限りのシャッターチャンスで連日粘りました(笑)
棲家であるハナヤサイサンゴの見分けと仲間が居る場所を認識することも匂いのようなフェロモンみたいなもので認識している!?と推察。体長15㎜に満たないのに凄い(本)能を持っていますよね。
そんなパンダダルマハゼ観察を日々楽しんでいたら・・・
なんと!卵発見♪
しかもハッチアウト寸前で気が付きました。(※フラッシュ撮影)
何枚か撮影していると親が卵をガード。たいてい子守はオスの役目です。
メスは離れた場所で知らん顔しています。
メスは次回の産卵に向けて積極的に捕食すべく活動するからです。
今回の卵が少ないのは初産だから。産卵回数を重ねるたびに卵の量が多くなるのも特徴。
ということでパンダダルマハゼ飼育は大きく前進しました。あとは先代の9年6か月を超えられるか!?日本国内からパンダは居なくなって久しいですが、我がパンダ観察を楽しんでいます(笑)























