8年前の2017年8月 埼玉のモンスターアクアリウムさんへ寄り道したら、いわゆる買取りサンゴとして持ち込まれたものを見つけました。
見てすぐハマサンゴと気が付きました。買った値段は500円! あの頃は安かった!(笑)
通常イバラカンザシのベース部分として扱われがちで、イバラカンザシが死んでハマサンゴだけが残ったのかと思いきや穿孔生物などが居た痕跡すらない純粋にハマサンゴだけのようです。
全体が丸いため近海で拾ってきたのかな?と思わせるような形状がそもそもレアかなとそそられました。
当時、経過観察すべくセカンド水槽で10日間経過を見守りました。
高さ(厚み)があり過ぎて、まるで肉まんのような形状で当時の我がメーン水槽にそのまま入海は難しく久々にバンドソーでカット。
まずはベースの石の厚みがネックなので一旦スライスし薄くしてみました。
バンドソーでカットする際に石のかなり細かな粉塵みたいな細かなカスがハマサンゴ全体に詰まってしまいました。
この時、久々にバンドソーを使うことになったのですがしばらく忘れていたカット感が快感!
サクサクと手返しよく切りました。あんなに丸いものも容易に薄くできるのは便利ですが断面が人為的過ぎて違和感が出ますね。
その断面は穿孔生物なのか䚡管に準ずる巣穴だったようなものがたくさんあります。
カットした裏面はまるでチーズ専門店でラミネート梱包された感じにも見えますね(笑)
切断面だけ見るとまるでジャガイモ? ラフランス?
作業後は再びセカンド水槽で数日過ごすことに。
その後メーン水槽に移し10日が経過し少しだけグリーン系に傾いてきました。
そして途中経過の画像はなく2021年8月の画像です。
【2021年8月】
真上のハナガサレッドで全体が見にくいですが、健在です。
【2022年8月】
真上のハナガサレッド刺胞毒により衰退が激しくなったため移動させました。
オーソドックスなグリーン系。
【2025年8月】
そして2023年と2024年にレポートすることも完全に忘れ去られた近況です。
ほぼ見えていないですが生きています!
まともに半分くらいしか光が当っていない場所ですがアミメの特徴はそのまま。
ハマサンゴの仲間は実際の海ではもっと流れが強い場所に群体で居るのを見ていますので、水流の工夫と置き場所次第で成長を促すことが出来るはず。
そしてもう一つ、2021年7月にナオさんと東京/モアアクアガーデンさんへご一緒した際に買ったイバラカンザシのコロニー。
【2021年7月】
入海時、30以上のカンザシがあるのは把握していますが正確にカウントできていませんでした。非常に小さすぎてカンザシなのかケヤリなのか判断が微妙なものが居たからです。
たぶん青いカンザシだと思いますが老眼も手伝い肉眼では見えないという(笑)
全体が茶色なのはポリプが旺盛だからでベースのアミメはオーソドックスなグリーンですが、今回の前出のハマサンゴと同種と思われます。
【2022年8月】
1年が経過。
底床に直置きが原因なのか、下から衰退。
イバラカンザシそのものは元気そうで33花ありました。
当時見えにくかった小さなカンザシも健在ですが、上にあるハナヤサイが育ったことで奥側は衰退中です。
真上からだとハナヤサイに遮蔽されて、以前ほど光を取れていない状況でした。
【2025年8月】入海から4年経過 ※画角の中央
すでに土台のハマサンゴは完全に死に絶えましたが、イバラカンザシは12花ほど生きています。
ハマサンゴを非常に雑な扱いをしてしまったことを反省・・・
イバラカンザシは光合成はしませんが、水流があればとりあえず大丈夫のようです。
サンゴの収容量が多いことをそろそろ本気で改めなきゃならないと思っていたらところにミドリイシたちの病気で多くの被害を出し自然減・・・
なんだかヤル気がイマイチ沸かないこの頃です。






















