ナオさんから夏にスパのフラグを頂きました。
【2022年8月15日撮影】
【同日・真上から撮影】
その後、ポリプも確認でき緩やかに色が変わりそうかなと期待していました。
【2022年11月8日撮影】
その後、どうも一部の側面が妙な感じになっていることに気が付きました。
【2022年11月25日撮影】
深夜2時に懐中電灯を片手に観察すると、妙な感じの所はポリプが完全に消失していることがわかり、FP.dr(420㎚)フラッシュライトを当てると蛍光反応もロスト。
海藻駆除を兼ね、いくつかのサンゴの置き場所に入れ換えをしていたので、朝になり取り出してよく見ると、なんとヒラムシらしきものが(@ ̄□ ̄@;)!!
そもそもスパは入海から3か月近く経っていて、頂いた8月時点から潜んでいたとは思えないのですが・・・
前回記事に書いたトゲサンゴの入海後に出た症状なので、どちらかと言えばトゲサンゴ入海時に侵入させた可能性の方が高い!?
取り出してビーカーで振ってみました。
コレはたぶんヒラムシなんでしょう。
スパはご存知の通りウロコ状のような中軸ポリプでその窪みに上手く入り込んでいるように思いました。
目視で数匹を確認し、退治したことで恐らくもう大丈夫だと思い再び元通りに。
ポリプも出て、一安心かなと。
それからGoofyさんとナオさんスイハイ時にこのスパを見ながらこの件をお話しました。
それから1週間後、どうもスパがまた違和感があるなと深夜に観察するとヒラムシが確実にいることが分かりました。
スパを取り出すときに水流で飛ばされないようポンプを止めて、ビーカーを水槽内に入れそこに確保。
どうやらサンゴの色と同化する如く、しかも薄いため一見何ともないようでしたがポリプが出ていない所で存在を確認。
一部を救うべく、カットすることは断念し廃棄しました。
ヒラムシは宿主を選定するごとくサンゴの選り好みがあるようなので、このスパだけに留まっていたままだったら良いのですが少々不安です・・・
ヒラムシが宿るとミドリイシは色落ちするらしく、特にスゲ系ミドリイシを好むとか!?
我が家にはいくつかスゲミドリイシが居るのですが、格別コレが現在色落ちが激しいという・・・
ただ、ヒラムシ被害は今のところコレも含め現時点では未確認です。
万が一の際、最終手段はコレに頼るとすでに決めています。
人柱ですか(笑)
もうひとつの悩みは永らくプロテインスキマーの排出口にコレを被せて使ってきました。
LSSがかつて取り扱っていた、リーフオクトパスのフィルターバッグ(3枚入り)
写真のものは20cmとありますが40cm版と2通り商品は存在して、両方使っていました。
40cm版は半分に断裁しミシンで縫って20㎝にしていましたが、すでにリーフオクトパスがブランドとして数年前に無くなったことで廃盤となり流通在庫からも消えました。
この商品の個人的な感想として、良いところは汚れがよく取れる上に水道水などで洗浄すると汚れが落ちやすく生地もそれなりにタフという点です。
コレに準ずる後継品がLSSから販売されているので代用品として実際に使ってみましたが、洗い直すとすぐにボロボロになってしまい代替にならず困っていました。
現在最後の1枚を使っていて、それも劣化の限界に近くなってきて市販品の似たような生地感がある靴下や布をいくつか試したのですが、どれもイマイチ・・・
つい数週間前に似たものと出会い試しに使ってみたら汚れのキャッチ率も高く、水道水での洗浄も本家に及ばないレベルですが洗い流し易いものを見つけました。
それはダイソーの白いフェルト素材です。断裁しサイズは調節しました。
RO/DI水で3日間ほど事前に何度か水を変え浸け置きしておきました。
しかし、使用開始した3日目から我が水槽に居る全てのハナヤサイサンゴがトゲサンゴの如くポリプを完全に閉じてしまいました。
そもそもこのフィルターソックス装着の目的は泡戻り対策なんですが、コレを経由したリターンする海水の一部が泡まみれでサンプ上面で浮いていました。
繊維の内部、またはRO/DI水で取れていなかった何かが付着していたものが海水と反応していたのか等は不明です。しかもミドリイシは普段通りだったのが解せないという。
フィルターソックスを本来のモノ(リーフオクトパス)へ取り換えたらハナヤサイは元に戻りました。
そんなわけで、もしもどこかで(⇩)このパッケージ(リーフオクトパス)を見た際は是非コメント欄などから知らせてやってください。
ヒラムシの件とフィルターソックス。この2つが喫緊の悩みのタネという話でした。