2016年8月に入海したこのフラグサンゴはナオさんから頂いたものです。
土台のプラグ径と比較し高さは15ミリ位でしょうか。
頂いた際「これは正体がイマイチ分からないけど、オーストラリア産のサンゴでブルーベリーかもしれない」とお聞きしました。
個人的には今となってはブルーベリーをほぼ見聞きしなくなりました。2012年頃にブルハーバーさんがオーストラリアから仕入れ紹介されて世に知られたアクロポラでちゃんとした形状なものは未だ見たことがありません。
当時の正直な感想はややパープル系ぽい雰囲気でした。
以来フラグラックに差し込んだまま過ごし正体不明のままでした。
フラグラックに置いたままで、およそ半年が経過した頃に何となく入海時とは違う雰囲気があるなと思いました。
というわけで、この機にかねてからバイオレット光のスポット球を照射しているストロベリーフラグの近くへ移動。
最初は灯具による演色も手伝って、どことなくベースにシアンらしさと思いこみもあってか(?)ポリプがピンク色に見えるのは錯視かもしれないと感じていました。
でも良く見るとごく僅かですがピンクらしさが確認できるように。
上の画像は入海から6か月を超えた頃ですが、プラグベースを根元から覆い包むような成長パターンについては過去に飼育していたストロベリーのフラグと下の画像を見る限り酷似している気がします。
エダの分岐が更に成長すれば色彩もそれなりになるのではと希望的観測。
当時は土台付近をF.P.drで確認すると400㎚・420㎚・450㎚で蛍光反応がほぼありませんでした。
色合いは隣のストロベリーに似た感じになるのかな!?と。
そして、なぜかこれ以降は関心が薄かったのか他に熱いネタがあったせいでしょうか(笑)
失念していたようで撮影せずレポートもしていませんでした!
気が付けば入海から3年3か月が超えていました(汗)
【2019年12月撮影】
入海時に比べて少しは太くなりました。
しかし3年以上経つのに、ほぼ長くなっていないという・・・
今までいろいろなSPSの変遷をレポートしていますが、3年以上飼育しているのにここまで変化が少ないサンゴは居ません(汗)
真上から見た印象ですが、このサンゴにとってはこの場所の水流の当たり方が強いのかもしれません。色彩は入海時とは違うようです。
現状より違う場所で光と水流の当たり方が違えば姿は変わるかもしれませんね。
土台にもややシアンがあるかも⁉
水槽の入れ換え後に劇的な変化が起こるか、あるいは白くなってしまうか・・・
やっぱりストロベリー? それともブルーベリー? そのどちらでもないとか(笑)
本性はサンゴの神のみぞ知る⁉
そろそろ成長の方も本気を見せて欲しいですね~
ここまでじっくりの牛歩ならもう我慢比べだと思って付き合っていこうと思います。