最近は、冬ごもり生活が多く 必然 映画やドラマを見る機会が増えています。
社会からリタイヤして15年ほどになりますが、大きな意味で 『危機管理』的な仕事を晩年していました。
僕の時は、特に大きな危機は扱っていませんが、東北大震災(原発危機も含む)等がありました。その時、僕の頭の中にすぐ浮かんだのが、この危機にはどう対処するかということです。大きな危機には数時間長くて数日間での対応が鍵となります。調べる暇もなく次々と対応していかなければなりませんが、僕の頭の中には次々と対応策がシュミレーションできました。何故かというと、パニック・クライシス・ディザスター・サスペンス・SF・ホラー系の映画やドラマ、小説・漫画をかなり読み込みまた観て、疑似体験をして 『自分ならどう対処する』ということを常に考えてきたからです。
僕は晩年いくばくかの人生ですが、まだコレから社会を生き抜いていく方、消防/自衛隊/警察等の各種事象に直接従事する方、公務員や危機管理業務に従事する方 各個別での訓練も大事ですが、頭の中でのシュミレーションもとても参考になります。
頭の中でのシュミレーションを構築していくため、恋愛や経済が好きな人も、それなりの疑似体験してして下さい。
以上、映画や本のお勧めでした。
邦 画
1.新しい王様 シーズン1&2(2019/TBS)〜 ✩✩✩✩✩
政治経済系のYouTubeを見ていたら、ホリエモンが出ていて、 「新しい王様」というテレビドラマの話になって、このドラマは村上ファンドの村上世彰がモデルで、村上氏からテレビ局に圧力がかかったと話していた。ホリエモンの話しっぷりでは、ホリエモンが一部情報提供してるらしくもあり 主役側がホリエモン、悪役側が村上世彰氏が実態らしいがTV用にかなりデフォルメしてるね!。実録/経済物は面白いので、調べるとAmazon Primeで放映していることがわかったので、急遽見た。成功の鍵は、知恵と貪欲さだね。今年から新NISAが始まるが、証券所の裏の姿とはこんなものなので、株式等を始める方見て理解しておいたほうがいいと思う。
2.宇宙大怪獣ギララ(1967/松竹)〜 ✩✩✩✩✩
とにかく昭和。いきなり主題歌が流れてくるが 、まさに昭和のメロディー。特撮/怪獣映画といえば円谷監督を抱えるゴジラやモスラに代表される東宝、対抗でガメラや大魔神を制作する大映といった構図だ。もちろん、この映画も映画館で見ていたが、今回YouTubeで放映されたので改めて観ると松竹製作で、特撮監督も知らない人だった。子供の頃なので、製作や配給が何処の映画会社か全く気にしていなかったが・・・・? ただただ懐かしく観た。ちなみにこの怪獣ブームにあやかって大怪獣ガッパという日活作品もあった。参った。新人で初代仮面ライダーの藤岡弘が出てた。
3.メガバンク(2016/wouwow最終決戦)〜 ✩✩✩✩✩+✩
経済エンターテインメントドラマ。日本国債がついに暴落。巨大負債を抱えたメガバンクをめぐる、買収合戦の火蓋が切られる。バンカーから言わせると、『?????』らしいが、WOWOW は面白い。ちなみに、韓国の金融危機の時の米国系ハゲタカファンドと韓国の金融庁的部署とのやり取りの映画も実録系でとても面白いよ。この「メガバンク」はあくまでフィクションですが,銀行はココをモデルにしていると思われます。〘参考情報〙2004年(平成16年)「三菱東京フィナンシャル・グループとUFJホールディングスによる経営統合」を発表。総資産約190兆円におよぶ総合金融グループが誕生するとともに、2006年(平成18年)には「三菱銀行」「東京銀行」「三和銀行」「東海銀行」を源流に持つ「三菱東京UFJ銀行」が設立されました。
4.劇場版ブラック・ジャック(1996/松竹アニメ)〜 ✩✩✩✩✩
スポーツや芸術の世界に突如出現した天才たち。驚異的な活躍を見せる彼ら(超人類)は、実は奇病に蝕まれていた。治療を依頼されたブラック・ジャックは、陰謀により自らも罹患してしまう。必死に治療法を探す彼に”戦う医師団”のメンバーが協力を申し出るが、というように、SFチックな展開が待っている。今までアニメということで、見る予定はなかったが、今回YouTubeで公開され、改めて観た。!手塚治虫の漫画と劇場版アニメは何か雰囲気が違う(特にピノコ)が、面白い。
5.ブラック・スキャンダル 全10話(2018/日テレ)〜 ✩✩✩✩✩
婚約会見会場にて身に覚えのない不倫スキャンダルが発覚、芸能界から追放されるとともに、母がマスコミ攻勢により焼身自殺、真相追及と復讐のため、顔と名前を変え、陥れた芸能プロダクションに潜り込むが ・・・・・。事態は二転三転と韓国ドラマを観るように観客を誘導していくが、9話と最終話になって、今までのシリアルさが、漫画チックになって、観ていて現実味みかけ、アホらしくなってきた。韓国ドラマだとこんなオチにはしないね !
6.NHKスペシャル プラネットアース3プロローグ(2024/NHK)〜 ✩✩✩✩✩
科学/化学/物理/生物/自然/有機体/生命/宇宙/ウイルス/政治/経済 僕の興味ある分野はつきません。特に宇宙論/生物論は未だ進化過程で教科書が時折り改訂されます。ということは、それ以前に習っていた常識というのが通用しなくなるのです。今年の1月、NHKスペシャルで プラネットアースの第3シーズンのプロローグを放映したのですが、その映像が凄いわ。
とにかく地球の自然に興味を持つ方、見てください。多分4Kでの放送です。70インチ画面でみても映像は緻密な上、よくぞこの生態(系)圧巻を撮ったな 。撮影技術に驚嘆!という感じです。本編は、今後数回に分け本年4月からNHKスペシャルで放映されるそうです。あまりに感動したので、皆さんにお知らせします。
7.スケープゴート 全4話(2015/wouwow)〜 ✩✩✩✩✩
男たちの権力と嫉妬が渦巻く永田町で日本初の女性総理大臣誕生なるか?大学院教授から政界入りした女性を黒木瞳が演じる。幸田真音原作の社会派政界ドラマ。結論から言うと、wouwowは筋建てもよく面白い。
8.頭取野崎修平 全5話(2020/ wowow)〜 ✩✩✩✩✩
前作、監査役野崎修平 は課金しないと見られないけど、あまり思い出せない。憶えているのは、 『面白かった』というイメージが残っているのみ。この本編は題名に『頭取』と付くように、監査役時代の野崎修平が産業再生機構から古巣のおおぞら銀行に頭取として戻ってきて、社会に貢献できる銀行として再生させていく物語。 俳優陣等、正当な続編。モデルは当時の富士銀行とみずほ銀行だネ(多分 ?)。
僕は、銀行の一つのモデルは、体力をつけるメガバンク化と思っていたが、いろいろな道があるね。
9.劇場版 マジンガーZ(2018/東映)〜 ✩✩✩✩✩
永井豪が1972年に「週刊少年ジャンプ」で連載した漫画を原作に、巨大ロボットにパイロットが乗り込んで戦うという搭乗型巨大ロボットの元祖となったアニメ「マジンガーZ」を、30年以上の時を経て劇場アニメ化。72~74年に放送されたテレビアニメから10年後の世界を舞台に、主人公・兜甲児とマジンガーZの新たな戦いを描く。能登地震で被災した復興支援関連の一環で放映。前年秋、輪島市にある永井豪記念館に行ってきており、内部を撮影しているので、お好きな方はアメブロ2023年9月6日付けを見てください。。現在その姿見ることはもはやできませんが、耐震構造に改良していたため原画等が残っていたのは幸いでした! 永井豪ファンなので、低評価はつけれませんでした。
10.恐竜・怪鳥の伝説(1977/東映)〜 ✩✩✩✩✩
当時流行ったモンスターパニック映画。 青木ヶ原樹海で巨大な卵が発見された。地質学を研究していた情報屋?はメキシコ出張を取り止め、山梨県に向かう。不可思議な現象とともに首長竜や翼竜が人間を襲い食い散らかす。映倫基準が弱かったのかなかったのか?
特撮技術は別にして、あまりに低俗/低レベル。
11.悪貨 全5話 (2014/wouwow)〜 ✩✩✩✩✩
悪貨は良貨を駆逐する?だっけ。国際間の規模の大きい偽札作りの話し。wouwowの、特に経済/金融物はできが良いね。原作を選ぶ力が凄いね!
12.翳りゆく夏 全5話(2015/wouwow)〜 ✩✩✩✩✩
産院での新生児の身代金誘拐事件。犯人は身代金を奪い逃走中、交通事故死。事件は 解決 だが、20数年後、死亡した被疑者の娘が、ある新聞社に入社しようとしたところからストーリーは展開していく。さすが、wouwow と言いたいが、ラスト30分くらい前に 事件の全容を知る男が全てを語るシーンがあるが、良くできているようで、心理描写として都合良すぎる部分がありすぎる。でも、さすがwouwow。
13.連続テレビ小説 ブギウギ(2023−2024/NHK)〜✩✩✩✩✩ + ☆
(途中経過)
チョッと、若干の進路変更。当初は感動した映画の感想から入りましたが、ソレが一気にレンタルなどでも観れる海外ドラマそして日本のドラマに広がり 感じたことを書いてきました。TVはNEWS以外は、単発物をたまに見る程度で進行中連続ものは大河ドラマや朝ドラを見る程度です。現在放映中の大河ドラマ 「光る君」は興味がなく見ていませんが、 朝ドラ 「ブギウギ」は、当初興味なかったのですが、漏れ聞こえてくる 「東京ブギウギ」とか「笠置シズ子」という単語が気になって覗き見すると、そのままハマってしまいました。特にオープニングテーマ曲が最高です。
遂に最終回。泣いた。笠置シヅ子さんをモデルに、福来スズ子(趣里)の歌手人生を描いた「連続テレビ小説『ブギウギ』」(NHK総合)が、3月29日に最終回を迎えた。
「さよならコンサート」で歌手人生の最後に歌った「東京ブギウギ」に込めたスズ子の思い、作曲者である羽鳥善一(草彅剛)の思い、涙ながらに聴いている、スズ子と縁(えにし)で結ばれた人たちの思い、客席の熱狂が物語る「羽鳥・福来コンビ」が戦後の日本にもたらしたものが、言葉を超えて迫ってきた。今までの朝ドラで一番良かったワ〘録画までして見てました〙。この反響で、後日スピンオフでこのドラマの続編的なものができるとの話もあります。また福来スズ子バージョンのCDが2〜3枚すでに販売中で4月にも新作1本が発売になります。楽しみです。
14.グレイトギフト 1〜7(2024/テレビ朝日系列)〜✩✩✩✩✩
医学物では、ウイルス・バイオ・寄生体物が好きなのですが、前宣伝で殺人ウイルス系の物語とあったので、見出してハマっています。現在進行系でしたが、昨日最終話でした。当初は星5つで 【期待大】でしたが、幾ら死亡原因が判明しない毒薬と言えども、短期間に同じエリアで同じ症状で死亡したり、同じ人物の周りで不審死が続いたりしたら尋常じゃないでしょ。また設定や役回りがクドすぎますし、展開がご都合主義になっています。最終回は、何かを匂わせる終わり方になっていて続編に期待感がありますが。! まア、死因が判明しない毒薬が生み出される という設定で展開されていく流れは、好きでしたが。
15.顔 松本清張(2024/テレビ朝日系列)〜 ✩✩✩✩✩
松本清張が1956年に発表した短編小説の『顔』。何度か映像化された名作を、コロナ禍を上手く活用し現代に置き換えている。ストーリーは芸能界にデビュー間近の新人歌手。デビュー前に人を殺したが、その時目撃者がいた。芸能界にデビューすると、素顔がされけだされ、目撃者にバレてしまうかもしれない・・・・・・・・。もし、殺人者が僕の命の恩人で、僕が殺人の唯一の目撃者なら、ダンマリを決め込んでしまうだろうな!
やはり大御所。人間の心理描写が巧みだね。でも今の時代のテンポ感からすると、若干 流れが遅い感じがする。
16.ガラスの城 松本清張(2024/テレビ朝日系列)〜✩✩✩✩✩
1976年に刊行された、松本清張のミステリー長編小説。
都心に颯爽とそびえ立つガラス張りの高層ビル。選りすぐりのエリートが集い、まさに《壮麗なガラスの城》ともいうべき華やかさを放つ大手商社の実態は…出世欲、名誉欲、支配欲、愛欲、承認欲求、自己顕示欲といった《“複雑に絡み合った”欲望が渦巻く迷宮》。その蠢く欲望の中で女性幹部と一女性社員が、社内旅行中に発生した連続殺人事件の謎を追う。ありきたりの流れと思いきや、意外な方へ展開していく。韓国ドラマの先を行ってたね!
17.イチケイのカラス 劇場版(2023/東宝)〜 ✩✩✩✩✩+✩
題名的にイメージとして、 「捜査一課の黒服」略して 『イチケイのカラス』という推理サスペンス物と思っていたが、予告編で、「地裁支部の第一刑事部」を略して『イチケイ』といい、その裁判服のイメージから題名となった模様。更に、地裁なのに職権として、イージス艦と貨物船の過失致死事件という国家事案に絡んでいく映画版的な突飛な大きな発想。見たくなった !
特に結末は、想定外。good !
原作は、コミック週刊誌 「モーニング」で連載された同名コミックで、テレビドラマでも放映された物の劇場版らしい。検事や弁護士の立場からの映像化は多いけど、裁判官の目線での物語は少ないよね。!
18.イチケイのカラス TVドラマSP(2024/フジテレビ系列)
〜 ✩✩✩✩✩
熊本ヤンキー決闘裁判と東京大企業お家騒動、全く異なる両事件だが…二人は真実を見抜けるか!・・・・・・・という展開だが、この原作者は裁判ルールに詳しいね。過去の司法試験挑戦者か?このTV版は、わざわざ劇場版用に作られた作品なんだわ!劇場版に至る流れを見せている。制作年から見ると、劇場版の宣伝用じゃなくて、あえてテレビ用に作成してる珍しいケースだワ。
19.黒い樹海 松本清張(2016/テレビ朝日系列)〜 ✩✩✩✩✩
姉を喪った女性記者が、交通事故に端を発した連続殺人事件の謎を追跡するサスペンス・ミステリー。松本清張の作品の中でも“旅情ミステリー”の傑作と評される作品らしい。出来もさすが松本清張!
20.ドラマ沈黙の艦隊 シーズン1東京湾大海戦(2024/Amazon)〜✩✩✩✩✩+✩
昨年の劇場版からの続編。漫画本では全て完結しており流れもわかっている(単行本所持)のだが、劇場版のできが良く、本シリーズを愉しみにしていた。Amazon版を見ていると、日本の総理やアメリカの大統領の漫画の顔が浮かんでくる。漫画の方が意志力の強さとかリアルに感じてしまうが、本ドラマの主役、海江田艦長は漫画の人物より、この大沢たかおのリアリティさが凄いわ。個人的に最高。劇場版の時も書いたが、この劇場版やAmazon版を世界に人に見て欲しい。日本もこのくらいのものを作れんだよ!!!と誇らしい。続編 『国連編』来年か? 愉しみにしてる。
ついでに、日本原発への某国からのテロ侵略を真面目に考察/シュミレーション的映画 『宣戦布告』も是非見て欲しい。
21.あいつと私(1961石原裕次郎,1976三浦友和/日活)〜
✩✩✩✩✩
石坂洋次郎原作「陽のあたる坂道」「青い山脈」「若い人」「寒い朝」は、石原裕次郎/三浦友和/吉永小百合 等で映画化されている。この石坂洋次郎物は僕の青春のバイブル。
1960年代、安保闘争で学生デモが頻繁に行われる大学キャンパス。そこで、裕福な家庭で育った自由奔放な青年が、ひょんなきっかけで同級生の女性と仲良くなる。やがて夏休みが始まり、同級生の友人たちを連れて軽井沢へ向かった2人は、徐々に惹かれ合っていく。
当時としては斬新的に『青春の性』を描いており、大学生の僕は憧れていた。