エドワード・スノーデン

この名前覚えていますか。

なんとなく、うる覚えの方におさらいのため、以下はウィキペィディアから抜粋です。

 

エドワード・ジョセフ・スノーデン英語:Edward Joseph Snowden、1983年6月21日 - )は、アメリカ国家安全保障局 (NSA) および中央情報局 (CIA) の元局員である。NSAで請負仕事をしていたアメリカのコンサルタント会社ブーズ・アレン・ハミルトンのシステム分析官としてアメリカ政府による情報収集活動に関わった。 [6]。 2013年6月に香港で複数の新聞社(ガーディアンワシントン・ポストおよびサウスチャイナ・モーニング・ポスト)の取材やインタビューを受け、これらのメディアを通じてNSAによる個人情報収集の手口を告発した[7][注釈 1]ことで知られる(PRISM計画)。2013年6月22日、米司法当局により逮捕命令が出され、エクアドルなど第三国への亡命を検討しているとされていたが、同年8月1日にロシア移民局から期限付きの滞在許可証が発給されロシアに滞在中である[9]2014年1月、ノルウェーボード・ソールエル英語版)元環境大臣からノーベル平和賞候補に推薦された[

 

2012年、この暴露記事が公開されたとき、世界中が震撼しましたね。

 

この事実が世間に流れた時、思い出したのが「象の檻」(そのアンテナ形状からついた呼び名です。)と呼ばれる携帯電話時代のことですが、アメリカが構築したシステムで、特に共産圏を対象としたようですが空中を飛ぶ各種無線やメールの電波をとらえて傍受し分析し、経済や外交活動に利用していました。当時は最高機密でしたが、今回のスノーデン事件ほどの派手さはありませんでしたがこれも次第に情報が漏れ出し、日本の沖縄や青森にアンテナ群が置かれていましたね。

 

この時も、テロ対策に活用されていたとのうわさがあり、僕も「大統領・暗殺・テロ」などというキーワードが入ったメールを飛ばしてみたのですが、特にパソコンに負荷がかかるとか、表立った反応はありませんでした。

まぁ、日本語で入力していましたから、当局に引っかからなかったのかもしれませんし、いたずらとばれた可能性もありますしね。

 

で、このような案件には興味を持っていました。

当時は、かなり新聞や雑誌でいろいろな話題が提供されましたが、スノーデンがロシアに亡命したころから、話題も下火になってきましたね。

僕もとんと忘れていましたが、今年の1月映画化され公開されたと知り、楽しみにしていた1本でした。

 

実録物はいいです。雑誌等で時折見ていましたが、スノーデン事件の流れが時系列を追って映像化されているので、わかりやすかったです。

 

このスノーデン本人についてアメリカ当局からの情報操作であまりよくない印象もありましたが、映画を見る限りは「正義のために」立ち上がったという印象でした。

 

この映画を見ての感想ですが、

 

1.プライバシーの保護がテロ対策のために国家により優先されるということは僕も理解・共感する面がありましたが、実際はアメリカが優位に立つため経済や外交分野で活用される機会が多かったようですね。

 

2.仮想敵対勢力に防衛のためのシステムと思っていましたが、実際は同盟国等の産業・重要人物の情報収集に使われ実際に外交に活用されていたようです。

 

3.今、中国や北朝鮮からのサイバーシステムの攻撃が話題になってますが、スノーデンの言葉によると日本の基幹・インフラシステムの中にすでにバグやウィルスが仕掛けられていて、日本が敵対するような事案が起こった時は、一気に日本国中のシステムが崩壊する仕掛けのようです。本人が話している言葉ですが、すでに日本はこれに対応した処理をしているのでしょうか。気になるところです。この本人自身の言葉に驚きました。

 

とにかく、実録ものですので、見る価値は十分あります。

是非、ご覧あれ。

 

僕は映画を見て、自身の人生をかけた英雄だと感じました。

 

 

[以下、映画コムからの引用]

ハリウッドを代表する社会派監督オリバー・ストーンが、アメリカ政府による個人情報監視の実態を暴いた元CIA職員エドワード・スノーデンの実話を、ジョセフ・ゴードン=レビット主演で映画化。2013年6月、イギリスのガーディアン誌が報じたスクープにより、アメリカ政府が秘密裏に構築した国際的監視プログラムの存在が発覚する。ガーディアン誌にその情報を提供したのは、アメリカ国家安全保障局NSAの職員である29歳の青年エドワード・スノーデンだった。国を愛する平凡な若者だったスノーデンが、なぜ輝かしいキャリアと幸せな人生を捨ててまで、世界最強の情報機関に反旗を翻すまでに至ったのか。テロリストのみならず全世界の個人情報が監視されている事実に危機感を募らせていく過程を、パートナーとしてスノーデンを支え続けたリンゼイ・ミルズとの関係も交えながら描き出す。