6月9日に北軽井沢に用事があって行って来ました。
用事を済ませて帰る途中、軽便鉄道の旧草軽電鉄線の北軽井沢の駅舎を見学して来ました。
大正15年から昭和37年の期間軽井沢駅から草津温泉を結ぶ路線は避暑地と温泉に来る観光客の利用の他、鉱山で採掘された硫黄を運んでいた路線でした。
しかし、昭和37年台風災害による甚大な被害で復旧を断念とモータリゼーションの影響で廃線となりました。
当時の北軽井沢駅の駅舎です。2006年(平成18年)に国の有形文化遺産として登録されました。今も駅舎は当時のまま保存状態も良く観光スポットです。
駅舎の中には当時の路線図が飾られています。
廃線になった1962年(昭和37年)当時の運賃表です。北軽井沢駅からの上り・下りの料金です。19駅あります。
浅間高原を走行するデキ12形電気機関車が客車をけん引してます。
昭和の時代浅間山は活発な火山活動で何度も大きな噴火をして周辺地域に火山灰や噴石被害を出してましたが、平成や令和になってからは大きな噴火は見られません。
駅舎は地元の観光協会の方が綺麗に掃除をされているようで、いつ行っても綺麗な状態です。
駅の改札前には当時のデキ12形を再現した木製の機関車が展示されています。
上記の写真のは大正13年にアメリカのジェフリー社の図面です。この資料は駅舎の相向かいの北軽井沢観光協会の案内所の資料館に草軽電鉄の資料展示の一部です。
ミニチュアのデキ12形の車両が展示されてます。
結構精巧な作りの電気機関車です。草軽電鉄は発足当初より電化で運行されていました。軽井沢から草津温泉までの区間は急こう配の連続でSLでの運行は不可能だった様です。
こちらの写真はデキ12形のフィギャーで創立90周年(2005年)記念で作られた貴重な模型ですね。
北軽井沢駅舎北側に隣接した建屋にレンタルバイクショップがありました。
原付・原付二種・軽二輪・自動二輪と最新のバイクがレンタル出来るお店です。
タクトやアクシスZ、ハンターカブ、レブル250、GB350、CB400F、レブル1100などが試乗車で用意されてました。
観光客や別荘族の方が利用するんでしょうか?オープンして数年の新しいお店です。
その昔北軽井沢で浅間火山レースが昭和30年代開催されてたオートバイレース発祥の聖地もでもありますから・・・今の若い人は興味ないかもです。