我が家の敷地の傾斜地に高さ30mに伸びたケアキとコブシの木を2回に分けて伐採する事がありました。

地元の造園業者に依頼をしましたが高い木を伐採の場合、空師のいる業者でないと伐採は至難の作業です。

 

空師とは、高い木に登って木を伐採する職業のことです。昔は高い建物がなく、木が一番空に近いものでした。その木に登って作業をする、すなわち空に一番近いところで作業する職業ということで空師という名前で呼ばれるようになった様です。

高所作業は危険が伴う作業なのでなりてが居なく空師の高齢化が進んでます。しかし家が隣接していて大木を伐採するスペースがない場合、空師がいないと困りますね

・高い木を伐採する
高い木を伐採する際は、クレーンなどを使い大掛かりな作業をすることが別荘地では多いです。クレーン車で作業すれば高い木を伐採することができますが、クレーンが入れないような狭い場所の木を切る場合は人が木によじ登り落下しない様に作業しなければなりませんね。

 

 

写真は隣の家との境にあるけあ木の大木を伐採するためにクレーン車を庭に入れて作業をして貰いました。

 

 

クレーンのアームの先に吊り上げられた空師がチェーンソーで刻んで枝をロープに結びクレーンのワイヤーで降ろして作業を繰り返します。アームが届かないとその先は伐採が出来ませんっけど・・・

 


 
狭い場所の木とは、民家と民家の間に生えた木のことを指します。それらを所有している人は、木の伐採をしたくても依頼する業者がいないとう事態に陥ります。そのようなときは、空師によって伐採をしてもらうことで問題を解決することができます。

伐採するときに切り倒すことをせず、上から順番に伐(き)り落とす作業をします。

 

クレーンの入れない傾斜地や斜面の伐採は、空師が伐採する木に垂直に梯子を掛けてロープで幹に梯子を固定し、更に高さが足りなければ梯子を継ぎ足し上から順に木をチェーンソーで切り刻み2mの長さで玉切りして落とさないようにロープで降ろします。

 

木に上る時は安全帯を木に括りつけて安全靴に木登り用のクライミングスパー(昇柱器)を装着して作業をします。昇柱器とは、安全靴(人によっては足袋)などに取りつけるもので、鋭くとがった爪のような形をした道具のこと。別名“直爪の昇降機”ともいわれます。空師はこれをつけて、スパイダーマンのようにガシガシと木を登っていきます。体重で爪が食い込むものの、木に平行に足を上げるとスッと抜けるしくみ

 

 

木の上で作業する空師の方と切った木をロープで降ろす人が連携を取りながら上手に作業します

★空師と造園業との違い

造園業は植木を植える作業・植木を剪定(せんてい)する作業・庭を造る作業を仕事内容としています。剪定とは、木の枝などの形を整えたり風通しをよくしたりすることです。庭を造るとは、ホテルや旅館などの庭園を顧客のプランによって空間を造り出すこと。

空師は高い木の枝や幹を伐(き)り出します。また伐り出した木は薪に、する場合玉切りしてくれます。

空師は木の中でも背の高い木の伐採処理を専門としていて、空師はあくまで木を切り出すことが仕事。

空師は「森のとび職」といえるかもしれませんね。

ドレミファ空師ド!・・・チャンチャン!