アメリカ合衆国が反省する時、人類の進歩がそこにある 前半 | 中国に侵略されている日本を護り抜け

中国に侵略されている日本を護り抜け

~この日本には、もう国を護とうろする男はいないのだろうか。武力衝突だけが戦争ではない。すでに中国共産党による情報の戦争、そして侵略は始まっている。眠っている男たちよ目を覚ませ。大和魂よ、蘇れ!そしてこの美し国を護り抜け!~

コロンブスは1492年10月12日に、
バハマ諸島の一角に上陸した。


しかし彼は、
そこをアメリカ新大陸だとは思わず、
アジアの一部であり、インドだと考えた。


当時の人々は、
地球という星を今よりも小さく考えていたのだ。


その後、コロンブスは、三回もアメリカ新大陸を訪れるのだが、
実は最後まで新大陸だと思わずに、
「アジアのどこかだろう」などと考えていた。


そのためにインドから遠く離れた、
南北アメリカ大陸に挟まれた島々が、
今でも「西インド諸島」など呼ばれるようになってしまった。


まさしく「俺が黒と言えば、白い物でも黒なんだ」という傲慢な発想である。


さて、そのコロンブスは日記をつけていた。


その日記には、
コロンブスたち白人が西インド諸島に上陸した時、
先住民たちが、数々の贈り物を手に、
海の中にまで出向いて、手厚く歓迎してくれたと記されている。


コロンブスによれば、先住民たちは「穏やかで優しい人々」で、
武器を持たないどころか、その存在さえ知らなかったという。


先住民族に対して、彼の日記にはこうも書かれてある。


「私が彼らにサーベルを見せたら、
 彼らは刃のほうを持ったために、手を切ったくらいだった」


あるいはコロンブスがスペインに宛てた手紙には、
先住民に対してこうも書かれてある。


「彼らは極めて純真で、かつ正直で、決して物惜しみしない。
 彼らは乞われれば、何であろうと与えてしまう」


黄金に目がくらみ、
「何としてでもアジアの黄金の国・ジパングに行きたい」
と考えていたコロンブスの日記には、
やたらと「黄金」の文字が登場し、
最初の2週間の日記だけでも、75回は出てくる。


しかしコロンブスが辿りついた地は、
あくまでもアジア大陸ではなくアメリカ新大陸であり、
彼は新大陸において、自分自身が納得し、
そしてスペインの国王たちを驚かせるほどの黄金を、
ついに見つけ出すことができなかった。


すると彼の日記には、
自分たちを優しく向かい入れてくれた先住民に対して、
突然、次のような恐ろしい一節が現われる。


「彼らは立派な召し使いになるだろう。
 手勢50人もあれば、彼らを一人残らず服従させられるし、
 望むことを何でもやらせることができるだろう」


つまり黄金に辿り着けなかったコロンブスは、
先住民たちを、
来客を手厚くもてなしてくれる主人としてではなく、
自分たちの思い通りに動く召し使いとして見始めるばかりか、
先住民たちを略奪品と見なし始めて、
「彼らを奴隷にしてスペインに贈ろう」、
などと考え始めたのである。


そして1498年9月の彼の日記には、
「三位一体(トリニティ)の神の御名において、
 売れる奴隷という奴隷をどんどん送り続けよう」
と記されている。


そしてコロンブスは、
500人ほどの先住民を船にぎっしりと詰め込み、
スペインに帰るために大西洋を渡った。


しかし寒さと病気のために200人ほどの先住民たちが、
航海の途中で死亡してしまった。


もちろん先住民たちが全く黄金を持っていなかったわけではなく、
彼らが持っている僅かばかりの黄金を見ただけで、
コロンブスは大量にあるはずだと思い込み、小躍りするほど喜んだという。


そしてコロンブスは先住民たちに期限を設けて、
黄金を差し出すよう命じた。


そしてもしそのノルマを、先住民たちが達成できなければ、
ほかの先住民への見せしめのため、
コロンブスは彼らの腕を切り落としたという。


コロンブスを恐れて山に逃げた者は、猟犬に追われ、
たとえ逃げ切れたとしても、
その先に待っていたのは餓死か病死であり、
いずれにしても死だった。


絶望にうちひしがれた先住民の多くが、
毒を飲み干し、自ら命を絶ったという。


コロンブスらが来たことによって、
地上の楽園だった島は、急速に人口が減っていった。


勇敢な英雄ラス・カサスは自身の著書で、
先住民インディアンについて次のように記している。


「無限の宇宙の中で、先住民は最も明朗で、
 邪悪さや不誠実なところがまったくない。
 しかしこの羊の檻の中にスペイン人が突然侵入し、
 貪欲な獣として振る舞い始めた。
 彼らは、キリスト教徒には黄金を手にするという絶対的な使命があるとして、
 殺戮や破壊行為を正当化した」


そしてラス・カサスは、最も凄惨な現場を目の当たりにする。


それは、兵士たちがふざけてインディアンを刺し殺し、
赤ん坊の頭を岩に投げつけるという信じがたい光景だった。


赤ん坊は面白半分で殺され、
打ち首や火あぶりは横行し、
強制労働に駆り出された先住民の大半は、病気になって命を落とし、
過重労働と飢えによって母親の乳が出ないために、
大勢の子供も死んでしまった。


英雄ラス・カサスによれば、
わずか3カ月で島の7000人の子供たちが死亡した、という。


コロンブスが島に上陸した時、
西インド諸島全体の人口は、約800万人だったが、
22年後の1514年には、
約2万8000人しか残っていなかったという。


つまりコロンブスが西インド諸島を発見してしまったことで、
99パーセント以上の先住民が殺し尽くされたわけだ。


心優しき親切な先住民たちにとって、
コロンブスは偉人どころか死神であり、悪魔だった。


彼らはコロンブスの新大陸発見が、
「この世の終わりの出来事」に感じたことだろう。


さて、それから百年ほどのちの1620年11月、
メイフラワー号に乗った清教徒(ピューリタン)たちが、
イギリスからアメリカ大陸(マサチューセッツ州プリムス)に渡ってきた。


そこで彼らを待ち受けていたのは厳しい冬だった。


そんな彼らに食料を分け与え、
カボチャやサツマイモの育て方を教えたのは、
やはり心優しく親切なアメリカの先住民たちだった。


自然と調和しながら生きてきた先住民たちは、
新しい土地で飢えていた白人たちを見かねて、手を差し伸べたのだ。


そして初めて採れた作物を、彼らは料理して、
友人たちとともに神の恵みに感謝した。


これが「感謝祭」の始まりである。


今でもアメリカには、
クリスマス前の11月の第4木曜日に、
「感謝祭」と呼ばれる祝日がある。


この日、家族や親しい友人と過ごすために帰省ラッシュが繰り広げられ、
日本の正月のようなムードがアメリカ合衆国を覆う。


しかしやがて先住民たちは白人たちに殺戮され、
自分たちの土地を奪われることになる。


中南米にはまだ多くのインディアンが生存しているが、
しかしアメリカ合衆国は、
徹底的にインディアンに対する殺戮を行い、
絶滅寸前にまでホロコーストが行なわれた。


瀕死のインディアンは、白人にこう言う。
「私たちは何も悪いことをしておらず、善い人間なのに、
 なぜこんな酷い仕打ちをするのか?」


白人たちは言う。
「善いインディアンは死んだインディアンだ。
 生きているインディアンは悪い人間なのさ」


白人たちの飢えを癒し、農作物の種を分け与え、
そして作り方まで教えてあげた人の良い先住民たちには、
やがて自分たちに訪れる儚い運命など、
想像することすらできなかっただろう。


先住民たちは、新しく自分たちの土地にやってきた白人たちに、
殺戮され、土地を奪われ、やがて居留地に閉じ込められた。


そして彼らは、アメリカ政府の「同化政策」に服従することを強制された。


同化政策とは、先住民たちから彼らの文化を奪うことであり、
子供たちは家族から引き離され、国が作った寄宿学校で、
西洋の文化やキリスト数的価値観を無理矢理に押し付けられ、
英語以外の彼ら固有の言葉は使用が禁じられた。


先住民たちが、アメリカ合衆国の市民としてきちんと認められ、
そして人間扱いされるようになったのは、1924年であり、
最初の感謝祭から、実に300年以上経ってからだった。


しかし時はもう遅く、奪われた土地や言葉や文化は戻ることなく、
彼ら先住民たちは、今も最下位の層に位置している。


アメリカがイギリスから独立した1776年7月4日、
独立宣言は、
「すべての人間は平等につくられている」
と謳ったが、
しかしその平等な人間の中に、
先住民と黒人奴隷といった有色人種はまったく含まれていなかった。


全くもって嘘っぱちの独立宣言の上に築き上げられてきた国、
それがアメリカ合衆国である。


先住民に対するこうした同化政策に加えて、
ユダヤ系の人々が集まって作り上げたハリウッド映画が、
「正義の白人」、「野蛮なインディアン」という図式を作り上げて、
そして世界中の人々に、
そうしたイメージを植えつけていった。


つまり西部劇のほとんどが、
正義は白人、悪はインディアンというストーリーだったのだ。


そのために西部劇に出てくるインディアンは、
常に恐ろしく、きつく険しい形相をしており、
そして善良な白人たちに襲いかかり、金品を略奪する。


それに対する白人たちは、いつも柔和な表情をしていて、
正義感が強く、明るく穏やかで絵に描いたような優しい善人だ。


このような全くもって、
真実の歴史とは正反対の内容のストーリがハリウッドで展開された。


こうして築かれてきたのがハリウッドである以上、
はっきり言ってハリウッドは血塗られている。


今でもアメリカ合衆国では、感謝祭を盛大に行っているが、
今のアメリカ国民の中で、果たしてどれだけの人が、
先住民から受けた恩を思い起こし、
そして果たしてどれだけの人が、
その先住民たちが虐殺、略奪、強姦された事実を知っているのかと言えば、
実はほとんどいない。


なぜなら昔も今も、
アメリカ政府のプロパガンダ(政治的宣伝活動)はなかなか優れていて、
とても狡猾であるそのために、
実は今でも多くのアメリカ国民が、
コロンブス以来の真実のアメリカの歴史を全く知らないのである。


つまりほとんどのアメリカ国民は、
今のアメリカの発展と繁栄が、
実は先住民や黒人奴隷たちの「屍の上」に築かれ、
恥の歴史であることを何も知らないのだ。


しかし自分たちの暗黒の歴史を何も知らずに、
感謝祭に浮かれて、
アメリカの発展と繁栄を他国に自慢するその姿こそ、
最も恥ずかしい姿ではなかろうか。


そうした何も知らないアメリカ国民は、
「先住民たちの野蛮な文化を終わらせたことは、白人文明の勝利である」
などと信じて疑わないが、
しかしコロンブスがアメリカ大陸に来て以来、
白人たちが先住民や黒人たち対してに行ってきた行為こそ、
ヒトラーに負けるとも劣らない野蛮な行為であり、
非文明的な悪の所業である。


〈後半に続く〉