多くのウイグル人が行方不明になった7月5日のあの日、
ある少女は、
人民解放軍が放った銃弾の流れ弾が手をかすめて、
病院で診察を受けました。
しかし彼女が家に帰ると、
白衣を着た「医者」と称する人々がやって来て、
「精密検査をするから」と言って、
彼女を連れ去って行きました。
その後、彼女は三ヶ月を過ぎても家に帰って来ません。
家族が心配して病院に問い合わせても、
病院側は「知らない」と返事するだけです。
つまり中国政府は、
虐殺の事実の隠蔽を目的に、
「虐殺の流れ弾が当たって怪我をした」
という証言を封じ込めるためだけに、
彼女の行方を分からなくさせているのです。
人間の一人の人生や幸福などどうでもよく、
政府の都合が悪ければ、
人権も生命も全く問わない国、
それが私たちの隣の国、中華人民共和国の本質なのです。