2008年12月8日、中国の海洋調査船が、
尖閣諸島周辺の日本領海内に無断で侵入しました。
日本の海上保安庁が退去命令を出しても、
9時間にわたって中国船は日本領海内にとどまり続けました。
その他にも幾度となく中国船は日本に対して領海侵犯を行ってきました。
評論家によれば、普通の国ならば威嚇射撃くらいはするそうです。
強制的に中国船を臨時検査するどころか、
撃沈しても、中国側は文句が言えないそうです。
しかし弱腰の日本政府は、強い抗議すら行いませんでした。
そして2010年の4月10日、
中国の軍艦を含めた10隻の船が、
沖縄と宮古島の間を、堂々と行き来しました。
それは防衛大臣いわく、「これまでに無かった事態」であったそうですが、
しかし日本政府は大した抗議をすることはありませんでした。
さらに同じ4月8日と21日には、
日本の自衛隊の船に、中国軍のヘリが90メートルまで接近しました。
これにはいい加減、日本政府も抗議しましたが、
中国政府は「問題は無い。そんなことで騒ぐ日本がおかしい」と、
抗議を突っ返すどころか、逆に日本に抗議してきたのです。
その一方で、そのヘリのパイロットは、中国で英雄扱いされたそうです。
海だけではなく、空の侵犯も多く、
最近では昼夜問わず、
航空自衛隊のパイロットが緊急発進する事態になっております。
これは「日本の出方を伺っている」ということ、
そして「少しずつ大胆になっている」と、そう言えるでしょう。
つまり「国」というものを家にたとえるならば、
最初は家の玄関までやってきて、
勝手に門を開けるだけで帰っていったわけです。
次は門を開けて、ドアまで開けて、勝手に玄関まで入って、
それで帰っていったわけです。
しかしいつしか土足で上がりこむように、
尖閣諸島を初めとする日本の領土に、上陸することも十分に考えられます。