心「今から来る彼と一緒にいたいか、
僕と一緒にいるか、選んで」
一緒にベッドに入ってくれていた心さんが
優しく言った。
花「心さんと一緒にいる」
来ようとしている彼に、嘘をついた。
親戚が来てくれた、と嘘をついた。
心さんは夜になるまで一緒にいてくれた。
ずっと寝てたんだけど、
たまに目覚めると
一緒にベッドで寝てくれてたり
机で仕事をしていたりする心さんが見えた。
本当のカップルみたいで嬉しかった。
本当のカップルじゃないから、
夜遅くに帰っちゃったんだけどね。
次の日の朝、普通に仕事だったわたしを
朝から迎えに来てくれて、職場まで
送ってくれた。
優しいなあ。
その彼とは、月末にもし空いてたら、、、
という返事をしていないデートの約束をしていた。
心さんに伝えたら、その日会おうって
横入りしてくれた。嬉しい。
and可愛い。
その優しい彼とは1ヶ月くらい連絡を取って
それからは何もなかった。
12月
心さんとは変わらずいーっぱい会った。
心さんの方が仕事終わるの遅いから
わたしの仕事が終わったら心さんの職場近くまで
行ったり、わたしを迎えに来てくれたり。
夜ご飯は23時からとかも。
2人して太ったけど、
毎日会えて幸せだった。
心さんは毎日1時に帰って
朝5時くらいに起きる生活だったと思う。
クリスマスケーキも一緒に食べた。
もちろん、昼間だけど。
好きなケーキ屋さんのケーキを2ホールも
買ってくれた。
クリスマスプレゼントは名刺入れ。
夜に一緒に買いに行った。
そんな時、また新しい出会い。
同い年の飲み会で知り合ったイケメン。
今度は2人でご飯に行こうと誘われて
年明けに行くことになった。
・・・・・mistresses story 16