ブログネタ:『ノルウェイの森』見る?小説、読んだことある?
参加中そして、ベルディのオペラ【ラ・トラヴィアータ(道に迷った女)】の元になったアレクサンドル・デュマ・フィス【椿姫】は何度読み返した事か。その、時代を感じさせない、心の葛藤を描いた作品は好きだ。
ブログネタ:『ノルウェイの森』見る?小説、読んだことある?
参加中
ブログネタ:宇多田ヒカルの曲で、一番好きな曲といえば?
参加中私はその他 派!
携帯のアラームが部屋に響く、朝6時50分にセットしたがまだベットから出たくないから・・・止めた。あと5分眠りたい。フローリングの上を歩く足音、ドアが開く。
「起きてよ、朝ごはん出来てるよ」
「あと5分、もう少しだけ寝かせてくれよ」
「今朝は、好きな【ポーチ・ド・エッグ】作ったのに・・・」
「この間もそんな事言って、温タマ(温泉卵)だったじゃないか・・・」
不平を並べながら、ベットから身を起こしてダイニングへ。テーブルには【クロックマダム】とスープ、何だよ、【ポーチ・ド・エッグ】じゃないじゃないか。どうせなら【エッグ・ベネディクト】にしてくれればいいのに・・・感情が顔に出た。
「文句言わないの、さ、早く食べて出かけないと遅刻するよ」
いつも、微妙にすれ違う毎日だった。ボクの好みと若干違う食事、ボクの趣味と微妙に異なる服、ボクが落ち着かない部屋のアレンジ。一緒に居るのは楽しいのに、なぜか感情の端を踏まれたようなイラつきと・・・不満があった。
育った環境の違う二人が生活する。どこかで微妙に違っていても、その違いが重要だったのかもしれない。
このまま二人の生活が、づっと続くと漠然と思っていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「このスープカップ、気に入ってたっけ・・・」
想い出の樹海に埋没していた意識を強引に現実へと引き戻す。もう戻らない時間、もう戻れない二人の生活。荒々しい事故と言う名の悪魔が、ボクからすべてを奪ってしまった。
二人で過ごしたこの部屋で生活を続けていく事が、たまらなく苦しくなった。ここに居ると、今でもアイツが、すっと現れるような錯覚をいだく。この部屋の時間は凍りついたまま融けることは無く、うっすらと埃だけが積もっていく。
「なんで、一緒に居る事だけをもっと大切にしなかったんだろう」
Be My Last 突然の事故が
Be My Last 二人の間を引き裂いた
Be My Last 戻りたい時間だけが残り
Be My Last もっと深めたかった絆が切れた
Be My Last 二度と逢えない君を想い
Be My Last 二度と悲しい別れは望まない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ねぇ・・・そろそろ行こうよ」
婚約者が、ボクの袖を引く。
Be My Last 君を思うことも最後にして、ボクは新しい人生を歩んでいく
Be My Last 同じ過ちを・・・・起こさないように
Be My Last あんな悲しみはもういらない
Be My Last 君との想い出も・・・今日が最後だ。
ボクは、止まっていた時間に、止まっていた風に、そっと進むことを許す。
Be My Last
【お金がすべてじゃない】
嘘だ。金が無ければ何も出来ない。金策に追われていたら、何も他には考えられない。
まぁ、オレがヘタ打って借金したなら我慢も出来るが、叔父の尻拭いで金策に走る。というか、投資の解約やら何やらで金作ってる馬鹿らしさと虚しさ、感謝も詫びもない無意味な行為をしなければならない怒りだけが、パルスイートのようにしつこく後味悪く広がっている。
と、マイナス思考ばかりで心の余裕が無いから
庭に鈴なりに実ったゆずが黄色く、その実の熟した柑橘系の芳香を放ってオレを誘っていた事にも気づかない。
庭には、【本ゆず】と【花ゆず】の二種類があるが、両方植えてある。今年は少し時間を作って、ゆず茶を自作しようかなと思っているが、果たしてその時間は取れるのだろうか・・・またゆず湯にだけ使う事になるか・・・。
北風が強すぎて、気づいたときには銀杏の葉っぱがかなり飛ばされてしまっていた。もっと早くに気がつけば、綺麗に金色を敷き詰めたように、東側の庭を埋め尽くしていたのに。
折りたたみの椅子を持ち出して、カップに【レディ・グレイ】を注いでしばらく放心したように庭を見つめる。ティーパックだと矢車菊が入っていないので、ティーポットで茶葉から出したそれにブランデーを半分注ぎいれる。
矢車菊独特の芳香が心を静めてくれる。
11月最後の日曜日は、ゆっくりと過ぎ去り、やがて12月の厳しい空っ風の季節を迎えようとしている。
【晏嬰狐裘(アンエイノコキュウ)】
意味:上に立つ者が倹約に努め、職務に励むこと。
「晏嬰(アンエイ)」は人名で中国春秋時代の斉の宰相、「狐裘」は狐の脇の下の白い毛の部分で作った衣のこと。
宮城谷 昌光氏の著作の中では一番好きな作品で、多分30回以上繰り返し読んでいる。ボクが持ってるのはハードカバー版だが、もうボロボロ。
別に人の上に立ちたいとは思わないが、華美にするより質素に生きる、ある意味人生の指針の一作。
30年もひとつの服着続けるのは無理っぽいけど、7年間冬場の部屋着として着ていた【ネルシャツ】の、向こう側がうっすら透けて見えるくらい生地が薄くなっていた。
純金積み立ては積んだ金額の倍以上の残高を示し、投資もほぼ順調に進んでいる。
でも
人の為、それも感謝の言葉や侘びの言葉の無い人の為に使うのは、嫌なもんだ。
親の兄弟でも、迷惑かけるだけなら他人よりも始末が悪い・・・・・。
¥340
最初に読んだのは、高校一年生の夏だったか?今となっては定かではないが。
読んだ当初は、憧れた。美しい【愛】の形だと。
自分自身が、丁度【開胸手術】を受けて2年程度で、思春期真っ只中でありながら胸部の痛々しい傷跡を眺める度に、死に逝くものたちの、切なく、それでいて何かを求める愛のカタチが、理想的にみえたのかもしれない。
想い出や感想は、美しいまま封印し、遠くから眺めるのが良いと気づいた。
久方ぶりに読み返し、行間に籠められた文字にならない著者の思いを読み取る。実際に自分の婚約者を失った経験に基づいて書かれた本書は・・・・・。
実は愛していなかった。失って初めてそれに気がついた。著者の後悔と懺悔ではないか・・・・・と。
Dear All
綾戸智恵さん出演のライフリーのCMを観ていて、【いつか(Someday)】というよりも、【たぶん、いつか(Maybe Someday)】程度に思っていた
【介護生活】
いつか・・・いつか・・・・と
10月5日から始まりました(ヲイ)でも実話。
忙しいし、疲れるし、突然スイッチが切れたように2日ほど寝込んでしまいました。
一人じゃないからよかったけど、老夫婦の一方が、ある日突然介護に・・・老老介護だったら、連れ合いを殺してしまいたくなるほどの追い詰められた心理状態、そんな心に倦まれる【闇】の心理。
そういえば、俳優【松平 健】さんの奥さんも、母親の介護と子育て、そして母の死が自殺の原因と言われてますが、まぁ、うちは子育ては無い分だけ楽なのかもしれません。
ということで
ちと精神的に切羽詰ってまして、当分一方通行の発信ですみません。
コメントのレス、言葉選んで相手を思いやれる余裕が今ちょこっと自身が無いので。
来週、施設へショートステイ(短期入所)の試用を行い、それで適応すれば、何とか心に余裕が持てますけん、しばしスマソ。
ブログネタ:好きなスープ
参加中Side:A【リエの闇】
・・・死んでしまえばいいのに・・・アタシの心に巣くう【闇】が、そう囁き掛けてくる。
19時15分、我が家に怪物が現れる。
「サトシ、帰ってる?」
裏口のドアを開け、リビングに怪物はあがり込む。アタシとサトシの食卓を眺め、怪物は、ズカズカと図々しくも自分の言い分を並べ立てる。
「なによ?また洋食。リエさん本当に和食苦手よね」
余計なお世話だ。アタシが何を作ってサトシに食べさせようが・・・。怪物は、自宅から持ってきた煮物と煮魚と、味噌汁をテーブルに並べ始める。
「たまには、煮物も食べさせてあげないと。サトシは里芋の煮っ転がしと、鯖の味噌煮大好きだから」
サトシのことは好き。そして、サトシの両親も好きだった。過去形なのは・・・・。サトシと結婚するまでは、本当に優しくて、気が利いていて、それでいてでしゃばる事も無く、理想的な親子に見えた。虚像をアタシな信じてしまった。
「母さん、いつも悪いね」
そう言ってサトシは里芋に箸を指して口へ運ぶ。・・・美味い、やっぱり母さんの芋の煮っ転がしは最高だね・・・サトシは、マザコンだった事を気づかせる隙はまったく見せなかった。多少甘えん坊だとは感じていたが。
結婚し、世界は一変した。・・・何かあったときを考えると近い方がいいわ・・・とサトシの実家から徒歩5分の売地を購入し、生前贈与の特例を利用して建てた新築一戸建、そこにワガモノ顔でサトシの母はズカズカと入り込むようになり、何かと口やかましく指図をするようになった。
「スープの冷めない距離ですね、理想的ですよ」
不動産屋の言葉、理想的な生活は怪物によって喰いちぎられて地獄と化した。何でこんなに入り浸るのよ・・・。アタシの好きなミネストローネは、色も味も、苦痛にのた打ち回る自分の血のように思えてきた。もう心が壊れそう・・・・。
・・・死んでしまえばいいのに、消え去ってしまえばいいのに・・・今日もアタシの心の【闇】は、徐々にその範囲を広げていく。
Side:B【サトシの闇】
19時15分が近づくと、心が喜びに震えてしまう。今日も、リエの歪んだ表情が、ボクの情念をたまらなく掻き立てる。
母がウチに入り浸る。そんな状態は予期してはいなかった。母はきちんと子離れをしていた。だが、ボクの結婚を期に、少しおかしくなり始めた。
前は、ボクの好きなものをチョクチョク作ってくれるような事は無かった。むしろ、あまり構ってもらっていなかった。それが、結婚し、スープの冷めない距離に住まいを構えてから・・・入り浸るようになった。
最初は迷惑だった。だが、マイホームの資金も援助してもらっている手前我慢していた。リエはよく出来た女だ。ボクの世話をきちんとこなし、昼間は仕事を続け、食事もきちんと作ってくれる。何よりも・・・
リエは・・・ボクの事を愛してくれている。
愛する恋には疲れた。ボクが愛する女性は皆ボクから去っていった。もう、女なんか愛さない、そう思っていた。リエと出会うまでは・・・。
リエはボクを愛している。ボクはリエに愛されている。でも、ボクはリエを愛しているのだろうか・・・。
妻として、女として、リエは申し分が無い。むしろボクに過ぎた女だ。だが、そんなリエとの生活も1年を過ぎた頃から、遊び慣れた玩具に興味を失うように、段々と新鮮味を失ってなっていく。
優しく、嫌な表情見せずに明るいリエ、そんなリエに興味を失っていく自分・・・ボクは最低なのだろうか?
そんな時、ウチに入り浸る母に対して、ボクと母の視線が外れている僅かな間に垣間見せるリエの歪んだ表情に気がついた。リエは、ボクに寄りかかる母に・・・・嫉妬していた。
その表情を見たときに、全身に鳥肌が立った。そして、たまらなくリエがいとおしく思えた。この女も、ちゃんと醜い表情をする。醜いものを持っている。
嫉妬に狂う、自分のテリトリーに進入してくる怪物に怒りを懐く・・・そんな女を胸に懐く。リエの好きなミネストローネは、甘美で退廃的な、淫靡なリエの血の味がする。
ボクの心の【闇】は、徐々にボクを退廃的な世界へと導いていく。もう、普通の関係には戻れない。
ブログネタ:パスタとピザ、好きなのはどっち?
参加中私はピザ 派!
・・・ただいま・・・
言ったところで返事は無い。たった一人で住む部屋は、霜月の名の如く11月の肌寒さの中でひっそりと静まり返っていた
。
冷蔵庫を開ける。何か食べるものを探す。見つかったのは、納豆とジャム、そして昨晩デリバし残った3ピースの
【冷めたピザ】。他にBeerが2本とサーバーに入った赤ワイン。ささやかな夕食の始まり。
簡単に調理出来る物としては、2分で茹でられる【カペリーニ】も、9分で茹でられる【スパゲティーニ】、他にもレトルトソースはあるが、何もする気はなかった。仕事が終わり、家について時計の針は午前零時を指し示し、開いてるのは牛丼屋とコンビニ。味気なさで言えば残り物と大差が無い。
Beerを開け缶に直接口をつける。冷え切った炭酸が喉を通る心地よさ。TVをつけ、録画していた【龍馬伝】を身ながら電子レンジにピザを放り込み温め直す。冷めたままより少しはましだから。
【龍馬伝】を見ながらふと思う。幕末の日本人は、熱く燃えていた。時代を変える意気込みと、欧米列強の進出の恐怖。260年間の幕藩体制でたまった澱は、もはや漉しようが無いほどに淀んでいたのだ。
・・・だが・・・
温めなおしたピザに噛り付きながら、ふと考える。【明治維新】とは、一体なんだったのだろうか?
先頭切って突っ走っていた優秀な人材は、寺田屋等で皆死んだ。吉田松陰門下の双璧と言われた、【久坂玄瑞(クサカゲンズイ)】は蛤御門の変で戦死し、【高杉晋作】は結核で他界した。
坂本龍馬と中岡慎太郎は近江屋で凶刃に倒れ、結果二流三流の人材によって作られた【明治政府】は、作った者たちが生きていた時代には爆発的な発展を遂げたが、維新の元勲の死後、その屋台骨がすっかり抜けきった形で暴走し、やがて未曾有の対戦に突入、今の時代への転換の為の多大な犠牲が払われた。
・・・そして・・・
熱き血を滴らせ、天下国家を語りし者たちの血と汗を固めて作られた近代日本は、大戦での敗北後焼け野原になった。そこから必死に復興し、経済大国へと変貌を遂げた日本は、骨粗しょう症のように骨がなく、他国に言い様に領土を掠め取られるがまでに落ちぶれた。
・・・まるで冷めたピザだな・・・
明治の日本はできたてのピザのように、皆が生き生きとその味を主張していた。その熱気が冷めた昭和初期に大戦で敗北を喫し、もういっちょやったるぜと温め直した戦後復興と高度成長は、本来の味を取り戻せないまま、ただ経済力の追求という電子レンジで温め直したピザのように、味気ない社会になってしまったのではないだろうか。
Beerが終わり、ワインをグラスの注いで喉に流し込みながら、やたらと不味さを感じさせるピザを流し込みながらそんなことを考えた。
・・・オレの人生も、もう温め直しても・・・
夜も更けて、オレはそのままベットに倒れこむ。未だ希望も夢もつかみ所を見出せないまま・・・。