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恋に落ちた。すぐ気持ちを伝える?機が熟すのを待つ? 参加中
私は機が熟すのを待つ派!
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- 恋に落ちた。すぐ気持ちを伝える?機が熟すのを待つ?

君の声が聞こえる。
ちょっと離れた部屋で耳を澄ます。君の声は他の人の声にかき消されることなくボクに届く。君が、今、ホンのチョッと離れた場所で同僚と交わすコトの葉の一葉が愛おしく感じる。
君の声のトーンは、ボクの心を激しく打つ太鼓の撥のようでありながらも癒される森の野鳥の囀りの様であり・・・・その存在を確認することでボクは幸せを感じる。
すれ違う度に、君の匂いを感じる。
君の好きなジャスミンの残り香を感じる度に、そこに君が居て、いやこんなにも近くに君が居た事に幸せを感じ・・・すぐそばで、手を伸ばせば届きそうで・・・・
手を伸ばしてしまった瞬間に君が離れて行ってしまう気がして・・・・
たまらなく切なく感じながらも、君の残す香のかけらを砕け散ったカラスの破片を集めるように恐々と・・・求めてしまう。
君に話しかけられる度に、天国と・・・・地獄を感じる。
優しい君の言葉が、君の笑みが、君の瞳が・・・ボクに向けられる度に幸せとなんともいえない欲望をボクの胸に抱かせ、君がボクに背を向け立ち去ってしまうと・・・今までの幸せな感じが失われてしまうようで・・・・
孤独と絶望と・・・他の誰かに向けられるであろう君の声・笑み・瞳に対して独占欲と嫉妬と・・・それを独占できない自分の無力さに苛立ちながら・・・。
嗚呼、ボクは・・・また絶望的な、そして決して報われることのない、いや寧ろ自分自身を破滅に導き、自分の心だけが傷付く事を知りながら・・・
ボクは・・・・きっと・・・いや・・・確かに・・・
君に恋してる・・・・。
馬鹿だな・・・。どこの誰が、こんな半分壊れたような男に恋されて喜ぶのだろうか?
ボクは欠陥商品だ。病んでいる箇所が多すぎてもはや一般人以下のクズだ。こんな商品に魅力はない。
そんな自暴自棄の感情を抱きながら、相反する気持ちが・・・いやそんな気持ちは叩きのめした上で破壊しなくてはならない。生かしておいては自分自身が傷つき、相手にも迷惑が・・・
胸に渦巻く感情を、言葉に表してしまえばきっと楽になるだろう。だが言葉に表した瞬間に、恋が実るであろう夢は粉々に砕かれ、言わなければ良かったという後悔ばかりが残るだろう。
今日もまた、君の声が聞こえる。
しかしその声はボクの絶望した心をさらに打ちのめし・・・君の話し相手への嫉妬をかき立てる。君は何故、ボクではなくアイツに話しかけるのか・・・・。
君とすれ違う、君の匂いを感じる。
が、この匂いは誰に対して向けられているのか?ボク以外の誰に・・・と病んだ心は暗い妄執へとなり、異常な感情ばかりが沸き起こる。
君に話しかけられる。地獄だ。きっと君の心にはボクは居ない。きっと・・・・
そんな醜い感情に捕らわれながら、自己嫌悪の底なし沼へと足を取られる。
いつか機が熟したら、この気持ちを・・・そんな機が熟すときなど一生ありえないと気づきながら。