Dear
小説フランス革命Ⅹ 粛清の嵐:読了。
ロベスピエールとダントンはまだ迷っていた。独裁への道の踏み出すことを
ダントンはジロンド派との融和の道を探り、ロベスピエールは決断をしたくなかった。
そして

☝彼はロベスピエールを崇拝し、自分が汚れ役に徹することで理想の実現を果たそうとする。
が

マラーが死んだ。あっけなく死んだ。突然に暗殺された。
マラーは完全に狂気にとらわれているようで、実は彼が過激な主張を行うことで回りのモノが一種の緩衝材のように物事をまとめられることができていた。
鋭い包丁はよく切れる。使い方次第で。
その包丁が無くなってしまえば、新しい包丁が必要になる。
エベールはマラの後釜に、新しい包丁にならんと欲したが、この包丁は指までよく切る危険な包丁だった。
ねつ造と偽証で次々と首が切られる
マリー・アントワネットが、マノン・ロランが、ジロンド派の各議員が
ギロチン台で首を斬られる。
今の日本の政治に似ているのは、足の引っ張り合いばかりで具体的な議論はされない
何も進まない、何も解決しない。
ただ、それだけでギロチン台には送られない。
民主主義とは、多くの血の上に成り立っている。
革命という名の・・・・しかし日本には革命はなかった。
このまま安穏とした世が続くのだろうか、ふと不安に駆られた。