海外への扉☆Door to the foreign countries

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長年培った貿易や海外進出や、海外取引のノウハウや情報
また、海外留学の情報など、実体験の面白話

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それでも私は、独断で自分が好きだな~と思えるものを


どんどん選んでいきました。


選びながら、なんかちょっと違うな~


という思いがすこーし・・・・


しかし、初めての経験のドキドキ・ワクワクの方が


勝ってしまい、その時はあまり気にもせず


私なりに、好きなジュエリーを選び、選び、ひたすら選び


午前中が過ぎました。


お昼になると、スタッフの方が食事に行こうと言い


二人で、近くのレストランへランチに


午前中の緊張やらなんやら、わけわからない感情で


私は、かなりぐったり・・・しかし、食事は美味しく


これで、午後乗り切ろうと、はりきってたいらげていきました。


流石に、現地の人たちが普段食べているレストランだけに


美味しいのは間違いなし。


こんなところは、日本人きっと私一人だろうな~なんて思いながら


頭の中はグルグルめぐらせ、私の人生このあとどうなっていくのだろう


なんて・・・・




会社の中へ入り、当然そこは広東語と英語の世界


はっきり言って私は、英語なんてまーったくできない


しかし、そこの会社には一人日本語が話せるスタッフがいました。


ちょっと、ホットしましたが、


まず、私は何をとうしていいのかわかりません。


彼は、おもむろにジュエリーのケースを


順に開けていきました。


中には、眩いばかりのファッションジュエリーがズラリ!!!


それは、私にとって初体験です。


彼は、私のドキドキなんて分かりもせず


淡々とケースを積み上げていきました。




その頃の香港は、まだ返還されておらず


イギリスの統治でした。イギリスの総督という人が


国を担っていました。


空港は、今とは違い街の中のビルに突っ込むように


着陸する、パイロット泣かせの空港でした。


香港に降り立つと、独特な匂いが立ち込め


ムワッとした、湿った空気に何となく不快感を覚えました。


しかし、それも何度か行っていると、空港に降り立つのも


あ~そろそろあそこのテニスコートが見えてきたから


到着だな~と懐かしく感じたり、


不快と感じた空気も、さ~っ仕事っと気合が入ったり


人間、いろいろな事や物に順応していくのですね。


最初のジュエリーの取引先は、香港でも中堅のメーカーだったようで


ちょっと、暗いビルの中にその会社はありました。


私の緊張はピークに達してましたが、もうここまで来たら


後には引けない、自分を追い込むのと、


プレッシャーを跳ね除けようと、きっとすごい形相でその会社に


入って行ったのだと思います。


3香港
私は、その社長さんにそんな申し出をされて


正直、悩みましたと大体の方は言われると思いますが


私の頭は全く悩みませんでした。


しかし、表面的には悩んだふりをしていましたが


心の中では、決めていました。


その自分の決断を、色々な方に肯定してもらいたくて


相談しているふりをして、まわりのみんなに話していました。


結局、否定しそうな人には言わず、肯定者の数を胸に


いよいよ、私は自分で独り立ちすることにいたしました。


今までの海外旅行は、本当にただの観光で


楽しいばかりの旅行でしたが、今回は違います。


その違いが、自分では想像もできませんでしたが


正しく、ワクワクとドキドキです。


そして、私は香港へと旅立ちました。


2香港

もともと私は、銀行に勤めていたごく普通のOLでした。


銀行を退社後、


アルバイトをしたり、営業の仕事をしていたのですが


そんな時、いつも食事にご一緒させてもらう、私から見ると


おじ様でしたが、その方と週に一・二度は食事に出かけていました。


本当に食事に行って楽しく色々なお話をして、


じゃあまたね~って、サラッとした関係で


私はとてもその関係が心地よく


特に負担でもなく、自分の好きな時に美味しいものが食べれて


毎日を有意義に過ごしていたのだと、今思えばそうだったようです。


その日も、いつものようにその方の会社にフラリと遊びに行き


他愛もない話をしていると、同じフロアーの別会社の社長さんが


やってきたのです。その社長さんは、貿易会社を経営されていて


私は、何度かその事務所で二人の社長さんと色々な話をしました。


ある日、貿易会社の社長さんは、私に宝石の仕事をしてみないか?


と私のような若輩者にお声をかけていただきました。


さて、そこからです。・・・・