一応ベース弾きの端くれ。
即買いです。
「この人のベースライン格好いいんだよな~」
「この曲ベースがうねってグルーヴ感最高なんだよな」
取り上げられたベーシスト&曲を読んでると胸熱くなります。
The Who「My Generation」。
個人的にこの曲は「ベース革命」と思っております。
硬質で重い攻撃的なベース・ライン、かっこよすぎます。
ベース・ソロがまたたまりません。
発表されたのは1960年代、ロックのギターだってまだまだ発展途上の時代なのにベースでガッチリソロとってるのがしびれます。
この曲ベース・ラインもソロもそんなに難しい音の組み合わせじゃないんですがね。絶対こんな風に弾けないんだよな~。
ロックのリード・ベースの開祖ジョン・エントウィッスル、神様です。
Black Sabbath「N.I.B」
ハードロック/メタル好きなベーシストはワウ・ペダル繋いだらこの曲のベース・ライン刻んじゃう人多いかも。
私も無論その一人です。
ギーザー・バトラーは唯一無二ですね。
ヘヴィなギター・リフに合わせユニゾンで刻んだかと思ったら、裏とってうねりまくる。
ネックの根元近くでアタックさせながら弾くのがこの人の特徴。これってごまかしがないんだよなぁ。ギーザーならでは。
Black Sabbathの初期のアルバムは名作ばかり。
「N.I.B」入ってるファーストも当然名作ですが、私は「Vol.4」が特に好きだな~。
ギーザーのベースがまた最高なんすよ。
Yes「Roundabout」
ロック・クラシックの中のロック・クラシックYesの「Roundabout」。
私個人数えきれないほど聴いて数え切れないほど合わせてベースを弾いた曲です。
一向に腕は上がりませんが…。
クリス・スクワイアは最も尊敬するベーシスト。
クリスはThe Whoのジョン・エントウィッスルと同じくリード・ベースの代表的な人。
このベース・ライン本当格好いい。
ドラムとバトルするかのごとく変拍子を繰り返すのが最高です。
クリス・スクワイア、永遠の憧れです。
Grand Fank Railroad「Are You Ready」。
Grand Fank Railroadの伝説的ライブ盤「Live Album」から。
レコード・コレクターズでは「Paranoid」取り上げてましたが、私はオープニングを飾る「Are You Ready」を推します。
初めて聴いたとき「何このベース!?」って驚きました。
すごい音なんすよねぇ。
ベースはメル・サッチャー。
グイグイ曲を引っ張るリード・ベース、ジョン・エントウィッスルやクリス・クワイアとは一味違う次世代のリード・ベースといえるかも。
完全にギターがバッキングになっちゃってます。
攻撃性がメタルやパンクに近い。すごい熱量です。
個人的には理想的なベース・サウンドの一つかも。
Rush「The Big Money」
Rushの曲は一つの例外なくすべてベースが格好いいです。
ゲディ・リー、この人も神様です。
レコード・コレクターズで取り上げられたのはこの曲。
Rushのキャリアの中ではシンセサイザー強めなせいか音楽好きからは評価が少々低い時期の曲ですが、私は大好きです。
やっぱりRushはRush。
ベース・ライン、ゲディ・リーお得意のフレーズが炸裂。
一種の弾き癖、指癖なんでしょうがそもそもそれが難解。よくこんな弾きにくいの癖になったよと驚愕しちゃう。
まずこのベース・ライン普通に弾くのも大変なのによくヴォーカルとれますよ。本当すごい。
他にも色々なベースを聴くべき名曲が紹介されてます。
読み応えありました。
そうそう、書評コーナーでコブラさんの著書「昭和プロレステーマ曲大事典」が紹介されてました。
購入してから何度も読み返してます。
子どものころ怪獣大百科、プロレスラー名鑑、プロ野球選手名鑑を何度も何度も繰り返して読んだときの感覚を思い出します。
かゆいとこまで手が届きすぎな名著です。
プロレス・サイドからは当然、音楽サイドからもこの書籍は注目すべき一冊だと思います。
私はプロレス者であると同時に音楽者でもあるのでレコード・コレクターズでこの本が取り上げられてうれしいです!