1982年のブロディvsドリー | ミスター・プロレス・アワー

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1982年4月21日、大阪で行われたインターナショナル・ヘビー級選手権試合、王者ドリー・ファンク・ジュニアvs挑戦者ブルーザー・ブロディ。

前年全日本で復活したインターナショナル・ヘビーを巡ってドリーとブロディは抗争。
ドリーの息子ディンク君がブロディに暴行され吐血する事件があったり、ブロディの盟友ハンセンが新日本から電撃移籍してきたりでさらに抗争が激化。
ブロディとジャンボの抗争が本格化するのはこの翌年からで、この当時のブロディの抗争相手はドリーでしたね。
 
動画によるとこの試合が放送されたのは1982年5月8日。
 
私はテレビで見た日をはっきりと記憶してるんですよ。
なぜかというと、この日我が家に親戚の叔父、叔母、従姉妹が泊りに来たからなんです(笑)
 
我が家にやってきたのは母方の親戚の叔父、叔母、従姉妹。
お盆や正月に田舎のじいちゃんばあちゃん家によく集まってましたが、転勤族の我が家に親戚の人が来るのはなかなかないことなので嬉しかったんですね。
 
日が高いうちから食事がはじまって、大人たちはお酒が入りワイワイと盛り上がる。
 
土曜日の夕方、「全日本プロレス中継」が放送開始。
親戚のみなさんが我が家にいらっしゃって嬉しいけども、プロレスも見たい感情を抑えきれない私は思わず見入ってしまいました(苦笑)
 
大人たちも街頭テレビ、力道山、ジャイアント馬場、アントニオ猪木などの話題で盛り上がってました。
 
しかし試合はどんどんエスカレートしていき両者大流血(汗)
叔母、従姉妹、母と女性が三人いるので、さすがに私も見てて気まずくなりました(苦笑)
 
ドリーがバックドロップを仕掛けるも、ブロディがコーナーマット蹴ってバランスを崩させ逆にドリーの頭部をマットに叩きつけてフォール勝ち。王座奪還に成功。
このフィニッシュ、すごくおぼえてます。
親戚のみなさんが我が家に来ている普段と違う空間の中で、気まずいながら見ていたからかもしれませんね(笑)
 
昔はこういう「バックドロップ崩し」よく見ましたね。私は勝手に「雪崩式河津落とし」と呼んでいますが(笑)
仕掛けた方がバランス崩すと逆に危ないのは投げ技のある競技では基本。その基本に忠実なムーブですよね。
 
 
今年の正月、この日我が家に泊りに来た従姉妹と久しぶりに会いました。
「せっかくみなさんいらっしゃったのに、当時はバカなプロレス少年だったから思わずプロレス中継見てしまった。しかも大流血戦になったからまずいと思った」
とこの日のことを話したら、従姉妹は
「そうだったけ? よくおぼえてるね~。プロレス昔から好きだったよね」
と笑ってました。
 
私が今もプロレスは見てて1・4ドームに行くと話したら、
「私の友達も好きなのよ。オカダカズチカ好きなんだって」。
従姉妹から「オカダカズチカ」というワードが出てくるとは思いもしませんでした。
大流血のブロディvsドリー戦から40年近く経て、従姉妹とプロレスの話をできるとは!