獣神サンダーライガーがついに引退します。
来年の1・4と1・5ドーム、観戦予定です。
現役としてのライガーの最後の雄姿、しっかりと見てきます。
今こんなのやってますね。
【新日本プロレス】みんなで選ぶ! 獣神サンダー・ライガーの“ベストバウト総選挙”を実施!! - スポーツナビ
これは何にしようか悩みますね~。
「リバプールの風」さんの時代だと新日本vsUWF軍団の際の高田伸彦戦が印象に残っています。
玉砕覚悟で果敢に攻める姿が印象に残っています。良い試合でした。
「リバプールの風」さんからライガーになって30年。
名勝負、本当に多いから悩みますよね。
思いついた順に挙げてみます。
① 橋本真也vs獣神サンダーライガー(1994年2月24日/日本武道館)
「ジュニアの象徴」であるライガーが時のIWGPヘビー級王者橋本真也と対決した試合です。
今はヘビーとジュニアはボーダレスになりつつありますが、この時代は交わること自体が刺激的でしたよね。
しかもヘビーでもスーパーヘビーの部類に入る橋本真也とシングル対決、異次元的な面白さがありました。
対ヘビー用の特別仕様のマスクを被り、上半身のコスチュームを脱いだ状態で戦う、これも新鮮でした。
ライガーはスーパーヘビーの橋本に真正面から渡り合う。
雪崩式フランケンシュタイナーで投げ切ったときは興奮しました。
私武道館で見ておりました。
橋本に敗れましたが、最高の名勝負でしたよ。
②ザ・グレート・サスケvs獣神サンダーライガー (1994年4月16日/両国国技館)
ライガーはジュニアヘビー級というジャンルのエースでありカリスマでありプロデューサー。
ライガーが提唱し、複数の団体が参加した「スーパーJカップ」。
その第一回大会の準決勝でみちのくプロレスを旗揚げしたばかりのサスケと対戦。
ライガーの強さが際立つ展開。
サスケはライガーの厳しい攻撃に青息吐息。
万事休すかと思った瞬間、一瞬のウラカン・ラナで丸め込みサスケの逆転勝ち。
この試合が両者の初対決。
この試合の後何度も対戦し名勝負を繰り広げます。
サスケの成長とともに両者の攻防は拮抗していきました。
後の二人の名勝負に比べたらこの試合の内容は乏しいかもしれません。
でもこの試合が一番インパクトに残っています。
内容よりも「地方のインディ団体のエースが初対決で天下のライガーに勝った」という事実はとてつもなく大きいものでした。
もしかしたら敗れたライガーに失望したファンの方がいたかもしれませんが、私はこの試合でむしろライガーの強さと懐の深さを感じました。
この試合によってサスケをトップレスラーに格上げさせました。
同じ日に行われたハヤブサとの試合も良かったな~。
いきなりトペ・コンヒーロを出したハヤブサの心意気、素晴らしかった。
一発いいのを食らったあとのライガーの怒涛の攻めはシビアで、完膚なきまでにハヤブサを叩きのし勝利。
ハヤブサは一年後大仁田の引退試合の相手を務めトップレスラーの一人となりますが、一年前のライガーの「筆おろし」があったからこそ説得力を持つと思うんですよね。
サスケとハヤブサ、二人の名レスラーを「一人前」にした、しかも同じ日に。
ライガー本当すごいレスラーです。
このJカップ、私は生観戦していないんですが、今でも悔いに残っています。
何としてでも観に行けばよかったと。
③獣神サンダーライガーvs金本浩二 (2000年1月4日/東京ドーム)
ライガー、サムライ、カシン、ワグナーJr.、金本、大谷、高岩らが激しい戦いを繰り広げた1990年代後半から2000年代前半の新日本ジュニア。
どの組み合わせも面白くクオリティが高かったです。
新日本のヘビーが混乱、迷走してもジュニアの試合で満足させて帳消し、そんなこともよくありました。
そんな新日本ジュニア黄金期の最中に行われた試合です。
4分少々だったかな?
ライガーが金本を一方的に攻め立てて圧勝。
どんな伏線があったか失念しましたが、ライガーの純粋な強さだけを表した試合でした。
ガンガンやり合って空っぽになるまで戦う、当時の新日本ジュニアはそういう試合がほとんどでしたので、この試合はある意味奇異に感じました。
ライガーの名勝負には上記の2試合のように敗れても心に残るものもあれば、激しい攻防の末勝利し感動した試合もあります。
それだけにこの試合は逆に印象に残っているのかもしれません。
それまでライガーに肉薄していた金本を叩き潰したのはある意味衝撃でした。
ライガー名勝負、たくさんありますよね。
ペガサスキッドとの名勝負は新日本のジュニア、世界のジュニアを変えたすごい試合でしたし、
青柳館長とのエグい試合もよくおぼえてます。
ムタにマスク剥がされペイントしてた試合も面白かった。
語っても語りつくせないほど名勝負ありますよねライガー。