スーパーストロング・マシン引退 | ミスター・プロレス・アワー

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スーパー・ストロング・マシンが引退表明。
近年、試合に出場する機会がめっきりなくなりましたが、正式に表明したんですね。
 
若手のころの平田時代も何度か試合見たことありますけど、やっぱりインパクト大だったのはストロング・マシンに変身して凱旋帰国してからです。
 
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マシン軍団の登場は、1984年8月開幕のブラディファイトシリーズ。

このシリーズのあと、維新軍団+αの大量の選手が離脱しジャパンに移籍するんですよね。

ある意味新日本の分岐点に登場したわけで。

 

最初、マシンではなくキン肉マンとして登場する計画もあったらしいですが権利等々諸問題がありとん挫。


でもこれは結果的に良かったのではないでしょうかね。

ストロング・マシンというキャラクターが後のプロレスに与える影響力を考えれば絶対マシンのほうがよかったですよ。

キン肉マンは当時の人気を考えると話題にはなったでしょうけど、長続きはできなかったでしょう。

アンドレや流星仮面までもマシンに変身し、その後もプロレスを代表するマスクのキャラクターになりました。

マスクのデザインがまた良かったですよね。色々なレスラーが被りたがるのわかります。

 

ストロング・マシン1号はスーパー・ストロング・マシンに進化。

司令塔であった若松に反目する。

藤波の「お前は平田だろう」事件も話題になりましたね。

ここらへんは劇画チック、特撮チックな展開でした。

 

スーパー・ストロング・マシンという一人のレスラーは、全日本マットに戦いの場を求め、新日本に復帰、紆余曲折を経て今年正式に引退表明。

 

キャリアのほとんどをマシン=機械というキャラクター設定で、表情が見えないデザインのマスクを被って過ごしたのに、すごい人間臭いプロレスラー人生を送ったのではなんて思います。

全日本で長州とやりあってるときも感情的になったり、新日本に戻ってから前田と対峙するときもそう。

自己主張をするためにヒールユニットを長くやったりもしましたし、マスク脱いで「しょっぱい試合ですいません」という名言も残しました。

全然無機質じゃないんですよね。

 

昭和から平成にかけて、決して忘れられない名レスラーであったことは間違いないです。

引退セレモニーには、同期の前田や若松さんに来てほしいな~。