やっぱり騎手の腕なのか

 

サトノレーヴ、北のスプリント重賞を連勝!

札幌競馬場 芝1200m 良馬場

結果

1着:⑩サトノレーヴ D.レーン 1:07.9

2着:⑥エイシンスポッター

3着:①オオバンブルマイ

4着:④モリノドリーム

5着:②ナムラクレア

 

馬場 Cコース:若干内側が有利もほぼフラット クッション値8.0

Cコースも2週目で若干内側が有利もほぼフラットな馬場に近づいた。週末は好天で馬場が乾いて散水もなく、洋芝にしては軽くて速い馬場状態になった。

 

展開:やや速めのMペース

予想どおりハナは⑨エトヴプレと思ったら、「今回は前に行く」と思った⑯セッションがまさかのハナに。エトヴプレは一旦2番手に控える。3番手は差がなく外から⑫ビッグシーザー、その内に2番人気⑩サトノレーヴ、半馬身下がって内に1番人気②ナムラクレア。さらに半馬身で③プルパレイ、その外に⑮オタルエバーでこのあたりまでが先団を形成。2馬身離れて3枠2騎。内外入れ替わって内に⑥エイシンスポッター、外に先手を取れなかった⑤シナモンスティック、2頭の外に⑭ダノンマッキンリー。直後に④モリノドリーム。2馬身離れて後方は⑧ゾンニッヒ、その外半馬身後ろに⑬ジュビリーヘッド。1馬身で内に⑦マテンロウオリオン、外に⑪シュバルツカイザー、2頭の間1馬身で最後方が①オオバンブルマイという形。前半の3Fは33.6秒。やや速めだが、コース形態を考えると平均ペース

 

前はエトヴプレとセッションが絡んで前後するようにしてレースを引っ張って、これをマークするように人気上位馬が続いて直線へ。前2頭の外からビッグシーザーが抜け出しを図るが、その間からサトノレーヴが楽々と抜け出す。内を掬ってラチ沿いからはナムラクレアが差を詰める。終始内ラチ沿いのナムラクレアの後方を走っていたエイシンスポッターが4角から少し外めに出して一気に差を詰めると、大外からはオオバンブルマイのすごい脚。それでも2着争いまででサトノレーヴが完勝のゴールだった。後半の3Fは34.3秒前半よりも+0.7秒かかっているがこれはコース形態によるものと見ることもできる。ほぼ平均ペースの実力勝負のレースになった。

 

1着サトノレーヴ:ほぼフラットに近い状態の馬場とはいえ、好スタートから好位につけて1・2頭分は外めを回って力の違いを見せつけたと言っていい内容の完勝劇。滞在競馬で輸送がないにしても+16kgは重め残りだったはずで、それでも2着に1馬身半は立派。予想で失礼なことを書いてすみませんでした、って気分。スプリンターズSでも期待充分な走りだった。

 

2着エイシンスポッター:道中はナムラクレアの少し離れた後ろで内ラチ沿いをロスなく追走して、直線は少し外めに出してサトノレーヴのトレースラインに乗ってしっかり伸びた。いつも最後方で脚を溜める馬を中団のインでレースをさせて直線でもしっかり末脚を使える騎乗ができるモレイラはなんとも見事しか言いようがない。能力的には足りるのはわかっていたわけで、力をフルに発揮できるかの問題だった。だから、次走で屋根が替わるとどうなるだろう

 

3着オオバンブルマイ:内めの最後方追走から直線は大外をついての3着は馬場がフラットになって来ていたことを考えると嵌った感も無きにしも非ずではあるが、完全な前潰れという展開でもなかったので一定レベルの評価は必要だと思う。現時点では「超低レベルのNHKマイルCの3着馬」という評価を変えるつもりはないので、もう少しレースを見てみたい。

 

4着モリノドリーム:道中は中団の後ろめの位置で脚を溜めて、直線も内を突いてのロスのない競馬ではあったが、洋芝が得意なだけあってしっかり伸びてきた。ルメールが持てる力はすべて引き出したというところ。

 

5着ナムラクレア:内側の馬場が悪いわけではなく、スタートもちゃんと決めて、勝ち馬の内側で、2着馬の前を走っていて、最後は少し窮屈なところに入ってエトヴプレと接触があったとはいえ物足りない内容だった。実際に影響がどれくらいあったかわからないが、切れ味が鈍っているように感じられなくもない。浜中の手綱さばきは以前からイマイチだと感じているので、余計に「騎手の差」と見えてしまう。特に2着とは0.1秒差なので、レーン、モレイラ、ユタカ、ルメールで...でしょ。

 

ビッグシーザーは6着。2・3頭分外を回らされたのは確かだが、ほぼフラットな馬場で勝ち馬の外につけるレースをしていたことを考えると、上位とは力負けという評価でいいと思う。内側がいい馬場で内をロスなく回るような展開の助けがないと一線級を相手に勝ち負けするのは厳しい

 

穴で期待したセッションは14着。前走は行けず、今回は行き過ぎだったが、1200mの競馬に対応はできた。オープン特別くらいでうまく自分の形の持ち込めたら「ある」かもしれないが、重賞では力不足だろう。

 

洋芝にしては馬場が軽く、1分7秒台の決着は12年振りになった。サトノレーヴは速い時計の裏付けはあるので、不安があるとすれば道悪くらいか。

 

馬券はナムラクレアからなので今週も完敗。日曜日のボヤキでも書いたように惜しかったのは代用品の枠連1-5くらい。安い馬券をたくさん買ってもいいことはない。わかっちゃいるけど、これくらいしか買える馬券がなかった。そこがセンスのなさかもしれない。

いかん!これでは今年の収支がマイナスに突入してしまうえーん