頭が買えぬ...完敗だ

トゥードジボン、逃げ切って重賞初制覇!

新潟競馬場 芝1600m 良馬場

結果

1着:⑮トゥードジボン 松山弘平 1:32.9

2着:⑭ディオ

3着:⑥ジュンブロッサム

4着:⑧ロジリオン

5着:⑬プレサージュリフト

 

馬場 Aコース:軽めの時計の出やすいやや内側有利の馬場 クッション値9.1
晴天が続いてAコース3週目でも野芝の痛みも軽微でやや内側が有利な馬場が維持された。土曜日のレース後に散水されたが、馬場への影響はほとんどなく、土曜日からクッション値は0.1ポイント軟化しただけ。

展開:Sペース
テンがあまりに遅いようならノリの⑪サンライズロナウドが行くのではないかと思ったが、距離不安を気にしてか行かずに⑮トゥードジボンのスローの単騎逃げの形に。2番手には内からかかり気味に④サクラトゥジュール、外からは⑱ラインベック。さらに⑭ディオと⑰ワールドウインズがこれに続く。その後ろは内から②ダディーズビビッド。直後の内に⑧ロジリオン、外には⑬プレサージュリフト。その後ろちょうど中団に⑩パラレルヴィジョン。その後ろの内に③コレペティトール、外に⑯オニャンコポン。その後ろは内に⑨グランデマーレ、外に⑫アスクコンナモンダ。その後ろも差はなく内に①ディスペランサ、外に⑤メイショウシンタケが続く。3馬身離れた後方は2頭並走で、内に⑥ジュンブロッサム、外に⑪サンライズロナウド。2馬身離れて最後方に⑦タイムトゥヘヴンという形。テンの3Fは35.4秒とかなり遅めで前半4Fも47.7秒超スローの部類。

1000mの通過が59.6秒と2000m並みの超スローの流れでトゥードジボン先頭で1馬身リードして直線へ。サクラトゥジュール、ラインベックが差を詰めるが並べない。残り400mを切ってトゥードジボンが後続を突き放しにかかる。残り200mを切って3馬身のリード。2番手にディオがあがるが差がなかなか詰まらない。大外から1番人気ジュンブロッサムが追い込むも前には届かない。トゥードジボンがディオに1馬身半の差をつけて先頭でゴール版を駆け抜けた。あがりの3Fは33.3秒テンの3Fとは▲2.1秒速く後半4Fは45.2秒前半4Fより▲2.5秒速い極端な後傾ペースの完全な前残りの展開だった。軽くて速い馬場だったが、勝ち時計は1:32.9と重賞としては時計的にも内容的にもかなり寂しいレースになった。
 

1着トゥードジボン:他になにも行かず、楽にマイペースでハナに立ってなおかつやや内側が有利な馬場で超スローでの逃げ切りであり、レース内容としては価値はあまり高くない。これでサマーマイルチャンピオンかもしれないが、これから好走するにはよほど馬場や展開に恵まれる必要がありそう。

2着ディオ:外から内に寄せて馬場のいいところを追走したのはさすがの岩田オヤジの騎乗だったが、あれだけスローなのに大事に乗りすぎた。自ら動いて捕まえに行けば勝っていたというのは鞍上の認識どおりだろう。少なくとも勝ち馬よりはレース内容としてはこちらが上。またしても前走と同じ結果なのはちと情けないが、秋に期待したい。

3着ジュンブロッサム:やや内側が有利な馬場で超スローの流れを後方2番手から外を回って追い込んでのもので負けて強しの内容。得意の軽い馬場だったがこのタイプの馬場では走る。残念だったのは超スローペースで動けなかったこと。もう少し流れていれば間違いなく差し切っていただろう。軽い馬場であれば上のクラスでも勝負になりそう。単勝3.7倍の1番人気。4倍を切った1番人気は今年も何とか馬券には絡んだ

4着ロジリオン:道中は先行勢を見ながらの中団の前めを追走したが、直線で追い出したときにバランスを崩したようで残念だったが、それでも馬群を割って伸びており、レース内容としては悪くない。若干斤量面で恵まれた感じもあったが、秋にマイル以下の距離で期待したい。

5着プレサージュリフト:ロジリオンの外めの位置を確保して直線もじりじり伸びるも期待ほど伸びず。とはいえこれは位置取りの問題で自身のあがりは33.2秒なので切れ負けであって、力負けではない。ただ、流れには乗れていたはずなので、やはり位置取りの問題ということになる。これはこれでやむなし。

3番人気ディスペランツァは9着。アーリントンC制覇が恵まれたものだったので力が足りないということと、予想時に指摘したように内枠の差し馬には厳しい展開というのがそのまま結果に出た感じになった。デムーロは左回りがダメと言っているがそんなことはないだろう。 現時点では力負けという評価でいいだろう。

サクラトゥジュールは13着惨敗。やや内側が有利な馬場で、超スローのインの2番手追走という絶好の展開に恵まれながらも後半失速した。これは▲14kgの馬体重でレース前からイライラしていたようで、レースもかかり気味に先行して末脚をなくしてしまった。テン乗りの若い佐々木ではコントロールするのが難しかったかもしれない
 

馬券はプレサージュリフトからも縦目も押さえていたが、結果は2着から5着までの馬連ボックスで頭が抜けたガーン 諸事情あって、当日はメインレースだけでなくすべてのレースが見られず、当日の芝の状況把握もいまいちだった。わからない状況で無理をして馬券を買ってはいけないドクロドクロということだろう。