石丸伸二をめぐって

 

東京都知事選以降、石丸伸二氏をめぐっていろいろと報道されていますが、それについて感じるところを書いてみたいと思います。

あらかじめ断っておきますが、私は石丸伸二氏の「信者」でもないし、「アンチ」でもありません

 

 

「石丸信者」とは

  ①石丸伸二氏に共感し「先鋭化」した人たち<行動隊>

  ②石丸伸二氏の熱烈な支持者<応援隊>

  ③「アンチ」の人から見た石丸氏支持者全部

 

 私の感覚的には「信者」とは、①の人たちで「反石丸」的なものに対する攻撃性を持った人たちという風にとらえています。

 

安芸高田市でチンゲンサイ農家を営まれておられる方が「ハッピーチンゲンサイ」という名前でYouTubeをあげられていますが、石丸前市長支持者でいらっしゃいましたが、今回の安芸高田市長戦以降の石丸支持者の行き過ぎた行動に「No!」といっておられます。

 

 

これ以外の動画でも、安芸高田で生活する立場の人間として、単に石丸前市長だけでなく、藤本新市長、議会を牛耳る清志会の旧弊についてなど言及されています。現地の生の声(もちろん一部の意見ですが)です。

 

 

「アンチ石丸」とは

  ①石丸氏の政治姿勢に反感を抱いている人

  ②利権や既得権益にしがみついている人

  ③単に石丸氏を気に入らないと思っている人

  ①~③で、攻撃的な人

  ④マスメディア(特にテレビ)の寄生虫の学者・識者・コメンテーター

 

政治姿勢に対立するのは考え方の問題なので「あり」だと思います。それに対する反感があるのも否定はしません。利権や既得権益を持つ人の代表の議員さんたちもある部分では支持者の利益代表であるには違いありません。ただ、その点を石丸氏は「部分最適」と「全体最適」という言葉で否定していますので、利益を妨害するものを叩くということだと思います。

 

面倒なのは単に石丸氏を気に入らないと思っている方々。いくつかのSNSやブログサイトを見ましたが、はっきり言ってあまりに低レベル。私が見たサイトだけなのかどうか知りませんが、誹謗中傷と「らしい」という根拠が薄弱なコメントの数々。あきれてしまいました。

 

テレビに出ている学者や識者と呼ばれる人たちは寄生虫なので、マスゴミに否定的な石丸氏に好意的なはずはなく、切り取りで部分的な批判をしています。マスメディアは立場が上なので、一候補者ごときは質問にちゃんと答えるべきという凝り固まったマウントを取ることばかりで胡坐をかいていると、石丸氏に詰められて答えられない醜態をさらすのは日テレの古市を見れば明らかで、それで自分たちの立場を繕うために編み出したのが「石丸構文」なる言葉でしょう。

 

都知事選の維新の対応の稚拙さから「日本維新の会」は作り直さないとダメだと思っていましたが、大阪府の吉村知事のコメントには驚きました。

 

 

「ここは切り取られる」という感覚は知事としても気を使われているのでしょうが、些末の部分を批判することを避けて、全体を見ることの大事さを訴えおらえれるように感じられました。

 

 

間抜けな考察

 そうこうしている間に兵庫県の斎藤知事のパワハラ問題が出てきました。県職員の方が亡くなっていることを考えると簡単な問題とは思えません。

この斎藤知事のパワハラ問題と石丸氏の安芸高田市長就任以降の言動を結び付けてもっともらしい考察をしているのが伊藤乾氏です。パワハラ知事と石丸構文には共通項があって、それはロスジェネエリートのむなしいキャリアと拙いロジックだというのです。「どうだ、俺の分析力はすごいだろう」と言わんばかりの自惚れが聞こえてきそうな書き方なのですが、「拙いのは、伊藤さん、あなたの方ではないですか」と言いたくなるような内容。伊藤氏は2人のことをどれほど知っているのだろうか。2人のことを「現場を知らない」と書いているが、斎藤知事・石丸氏両氏と会っているのだろうか。内容を読んでとてもそうは思えない。マスゴミの報道とYouTubeの切り抜き動画を見た程度だろうと推測できる薄っぺらな稚拙なものと感じられた。現場を知らないのは伊藤氏自身だろう。東大教授だと「先生のおっしゃるとおりです」といつも言ってもらえると思っているのだろうか。

 

暇な人は読んでみるとわかると思います。価値は薄いので時間のある方だけでいいでしょう↓

 

私が見た限りでは、「信者」も「アンチ」もほぼ同類です。表面上のベクトルの方向が違うだけに見えます。大切なのはきちんと考えることです。そして政治を有権者のものとして生かすことです。アホマスゴミは都知事選の選挙結果について、「都民の意思が可視化されただけ」という石丸氏のコメントを理解できなかったようですが。

 

これらを通して、石丸氏の戦略は着々と進んでいるように見えます。政治家にとって一番つらいのは「アンチ」に叩かれることではありません。自らの主張を聞いてもらえないことが厳しいのです。2強対決の泡沫候補扱いでマスゴミに取り上げられることもなかった都知事選での石丸氏。「信者」のつながりであれ、「アンチ」のつながりであれ、自らの主張を聞いてもらえる素地をしっかりと作りつつあると言えるのではないでしょうか。

4年後、知事選に出馬して日テレを取材拒否して、国民を笑わせてくれることを期待しています。

 

なお、上記は私個人の見解です。見解には個人差があることを前提にお読みください。