緑のたぬきは本当にクズだった
私は都民ではないので、都知事選に投票は出来ません。
しかし、都知事選ですので興味はあっていろいろと情報をかき集めて、私が都民だったらだれに投票するだろうと考えたりしています。
すでに様々なメディアで主力(?)4候補の討論会が報じられていますが、6月24日のネット討論会には驚かされました。
40:40 蓮舫氏が神宮外苑の再開発で開発業者にパーティ券を買ってもらっていないか確認した時に、小池氏は法律に基づいて処理している云々でYESかNOかはっきり答えない。
それについて、石丸氏がつっこむ。YES、NOで回答できる問題だと。
それでも小池氏ははっきりとは言わない。
これには聞いていてあきれました。
44:43 石丸氏が築地に対する思いを小池氏に尋ねたが、小池氏の答えは要を得ない。
すると田母神氏が築地に選挙事務所を置く立場で近隣の人は小池氏を嫌っている人が多いし、そういう意見を多く耳にするというと
小池氏はお友達は選ばれた方がいいと回答した。
田母神氏は有権者の声として伝えたことをあたかも「自分の政策に反する人はぶった切る」と平気で発言する神経は信じられないですし、そんな人だという一端が垣間見えた瞬間のような気がしました。
1:21:40 石丸氏のまとめコメントで、有権者が判断するために討論会をしているのに、質問にきちんと答えない小池氏を名指しこそしなかったはっきりと批判した。
まさに石丸氏のいうことが正論でしょう。
やっぱり緑のたぬきはクズだったという感じを強く受けました。
さらに自民党の萩生田氏と結託して組織票固めに走っているようです。
自民党は萩生田氏の名前で各都議・区議およびOBに国会の党議拘束並みに小池支援を強制しているようです。元目黒区議の宮澤氏がYouTubeで書面を見せて公表されていました。ほぼ自民党公認ですね。
萩生田氏も小池氏も同じ穴の狢ですから、そうなるのも無理もないことなのでしょう。
票読み
石丸陣営が言うほど逆転は甘くない
★有権者数 1153万人
★投票率 55%(前回と同率とする)
★有効投票数 634万票
<前回>621万票
小池ゆりこ 366万票(保守系)
宇都宮けんじ 84万票(リベラル系)
山本太郎 66万票(リベラル系)
小野たいすけ 61万票(維新系)
小計 577万票
その他 44万票
国政選挙の比例投票から自民党の基礎票は300万票、公明党の基礎票は75万票と概算できるので、小池氏の基礎票は375万票。
その内、自民票の6割、公明票の8割を固めたと言われているので、それぞれ180万票、60万票で合計240万票。自民党支持者の7割、公明党支持者の8割が投票するとそれぞれが168万票、48万票で合計216万票がほぼ確定。さらに無党派層の約3割の支持となると無党派層の投票率2割と見ても20万票くらい上乗せになり、合計226万票。これがターゲット。
一方、石丸氏は基礎票ゼロ。無党派層の約3割で上記同様で20万票。維新は静観なので活動を完全停止と指示が出ているようですが、前回の小野氏の60万票の行方は他の候補者へは行きにくいので、半分以上は石丸氏に流れるとみれば6割と見ても36万票。さらに自民党の小池氏に投票しない人の約半数が石丸氏と田母神氏に分かれるとすれば、60万票、公明票の残り全部が石丸氏に流れれば15万票で、投票率を7割と見て、それぞれ25万票、42万票、10万票で無党派票を合わせても107万票です。これだけやってもまだ小池氏の半分にも届いていないわけです。
残る手段は投票率。無党派層が投票に行くこと。投票率が70%まで上がれば、既存の票に対して173万票増えます。その内の小池氏に流れる票を1割の17万票に抑えて、8割近いの136万票を石丸氏が獲得してやっと243万票で小池氏に並べることになります。
組織票の高い壁を破るのがいかに難しいか。むしろ小池氏、蓮舫氏の消極的支持層からそれぞれ20万票くらいを奪うことができれば石丸氏の逆転がありうるのかもしれません。
これが私のザクっとした都知事選の票読みです。残念ながら、まだまだ食えない緑のたぬきの優位は変わりそうもありません。
私のようなド素人ではなく、元目黒区議の宮澤氏が票読みをしています。
私のような大雑把な感じではありませんので信頼性が高いでしょうが、それでも石丸氏にはかなり厳しい数字が出ています。ネットで騒がれているほど石丸氏に有利ではなく、逆転には最後のかなりの頑張りが必要そうです。
東京は緑のたぬきと共に沈んで行ってしまうのでしょうか。